昨日、荒蝦夷の土方氏から連絡をいただき、無事に情報解禁となりました。
同社で現在、杉村顕道の怪談集成とともに企画進行中のもう1冊とは、そう、この夏『幽』11号と『怪談実話系2』で、久方ぶりに怪談シーンに復帰された山田野理夫翁の『東北怪談全集』なのです!
『日本怪談集』『日本妖怪集』『東北怪談の旅』など、かつて山田翁が手がけられた名著の中から、東北を舞台とした話のみを一巻に集成するという、仙台を地盤に「東北文化」の振興に邁進する荒蝦夷さんならではの出版企画と申せましょう。
そもそも、土方氏が『幽』の「怪談遠野物語」特集をご覧になって、山田翁にコンタクトを取りたいと小生あてに問い合わせをいただいたのが一契機となって生まれた企画というのも嬉しい限りです。
そんなこんなの御縁で、同書の解説を担当させていただくことになった次第。
すでにこのブログでも何度か触れておりますように、このところ、どういうわけか東北方面から、しきりに呼ばれている感じがしている折でもあり、とてもやりがいのある愉しい仕事になりそうです。
さるにても、山田翁といい杉村顕道といい、平山蘆江といい、今年の冬は、まさに「怪談温故知新」のシーズンとなりそうで、これまた胸のときめきを覚えずにはいられません。
奇しくも上記の三作家は、いずれも実話と創作のあわいに独自の怪談文芸を確立された先覚者たちであります。こうした先人の営為と真摯に向き合うことなくして、真に「怪談」を会得したとは云えないでしょう。
またその一方では、今月末に授賞式が予定されているホラー大賞の新鋭たちや、来月相次ぎ開催される『幽』怪談文学賞と『幽』怪談実話コンテストから飛び出す(であろう)新人たち(『幽』次号の第二特集でたっぷり取りあげます!)をはじめ、怪談文芸の未来を担う面々の新作も、これから目白押しです。
過去の名作佳品と活きのよい最新作品群――両方がバランスよく受容されてゆくことが、怪談シーンのさらなる活性化には必須だろうと思います。
いやはや本当に、面白い展開になってきましたねえ。
▲山田野理夫インタビューを掲載!
▲山田野理夫の書き下ろし新作を収録!
同社で現在、杉村顕道の怪談集成とともに企画進行中のもう1冊とは、そう、この夏『幽』11号と『怪談実話系2』で、久方ぶりに怪談シーンに復帰された山田野理夫翁の『東北怪談全集』なのです!
『日本怪談集』『日本妖怪集』『東北怪談の旅』など、かつて山田翁が手がけられた名著の中から、東北を舞台とした話のみを一巻に集成するという、仙台を地盤に「東北文化」の振興に邁進する荒蝦夷さんならではの出版企画と申せましょう。
そもそも、土方氏が『幽』の「怪談遠野物語」特集をご覧になって、山田翁にコンタクトを取りたいと小生あてに問い合わせをいただいたのが一契機となって生まれた企画というのも嬉しい限りです。
そんなこんなの御縁で、同書の解説を担当させていただくことになった次第。
すでにこのブログでも何度か触れておりますように、このところ、どういうわけか東北方面から、しきりに呼ばれている感じがしている折でもあり、とてもやりがいのある愉しい仕事になりそうです。
さるにても、山田翁といい杉村顕道といい、平山蘆江といい、今年の冬は、まさに「怪談温故知新」のシーズンとなりそうで、これまた胸のときめきを覚えずにはいられません。
奇しくも上記の三作家は、いずれも実話と創作のあわいに独自の怪談文芸を確立された先覚者たちであります。こうした先人の営為と真摯に向き合うことなくして、真に「怪談」を会得したとは云えないでしょう。
またその一方では、今月末に授賞式が予定されているホラー大賞の新鋭たちや、来月相次ぎ開催される『幽』怪談文学賞と『幽』怪談実話コンテストから飛び出す(であろう)新人たち(『幽』次号の第二特集でたっぷり取りあげます!)をはじめ、怪談文芸の未来を担う面々の新作も、これから目白押しです。
過去の名作佳品と活きのよい最新作品群――両方がバランスよく受容されてゆくことが、怪談シーンのさらなる活性化には必須だろうと思います。
いやはや本当に、面白い展開になってきましたねえ。
▲山田野理夫インタビューを掲載!
▲山田野理夫の書き下ろし新作を収録!