2013年01月06日

春日井市で3店

/日の出らーめん名駅西口分店@名古屋にて朝ラーメン/日心月歩@春日井(愛知県春日井市)にて月歩らーめん/つじのや@春日井(愛知県春日井市)にて冷たいつけ麺/マクドナルド ザ・モール春日井店/中華そばはる樹@春日井(愛知県春日井市)にて中華そば/

 始発で出発しない朝は肉体的と言うより精神的に気楽かと思ったら、目が覚めて「はっ、駅に行かなくていいのか」と脅迫観念に追い立てられる始末。
 部屋にシャワーがないので、共同洗面所で歯磨きだけ済ませて早めに出発。
 名古屋だから朝はきしめんでしょう、モーニングでしょう、と名駅に向かう前にちらと見かけた神社に参拝。

 駅構内以外で朝からやっているお店は無いかなぁと辺りを見回していると、コメダ珈琲の次に見つけたのはきしめん屋さんではなくラーメン屋。
 日の出らーめん名駅西口分店@名古屋(愛知県名古屋市中村区)、名古屋にまで来てなぜに日の出らーめんを食べるのかと自問自答、四日市で見かけたときはスルーしたのにと自問自答。

 お店に近寄って見ると朝ラーメンの文字を見つけて大喜び、大股で勇んで店内に入ると朝まで飲んでいたと思われる若者客数人。
 調べてみると日の出らーめんは名古屋に6店舗を展開(屋号に『分店』と付いているので直営ではないようです)、ここ名駅西口分店のみ7:30から11:00で朝ラーメンを販売されています。
 名駅まで信号一つという好立地ながらカウンター12席のみです。

 券売機のボタンを眺めると、トッピングのからあげとそれにまつわるメニュー以外、つまり、つけ麺の剛つけ麺、塩剛つけ麺、坦々剛つけ麺、油そばのガッツ麺、ラーメンの醤油、塩、担々麺が販売されていました。
 食券を店員さんに渡して店内のポップを眺めていましたが、壁側にナスカの地上絵のごとく俯瞰しないと読み取れないほど大きく書かれた「つけ麺」って。
 卓上には神奈川の支店では見かけなかった割りスープ入りのポットが置かれ、つけ汁を温め直すIHヒーターは見当たりませんでした。

 7分ほどして朝ラーメン500円、シンプルながら日の出らーめんらしさを失っていない麺相です。
 この店にしてはあっさり目に仕上げた醤油背脂スープに魚介を効かせてあり、この店のウリ路線からは外れていません。
 縮れた太麺はスープとの相性がイマイチですけど悪いわけではなく、この麺を活かすならもう少し濃いめがいいかも知れません。

 トッピングは小ぶりのチャーシューに青ネギの小切り、青ネギは新鮮で香り高いのはなぜでしょうか。
 考えてみたら12時間以上何も口にしていないこともあって、スープまで飲み干す勢いでご馳走様でした。

 今日は中央本線で春日井へ。
 名古屋から中央線に乗るたびに洗馬での出来事を初めのうちは悔しく、今では楽しく、思い出します。
 いつかまたその駅を通り過ぎることもあるだろう、そしたらその時出来なかったことをぜひやってみたいと思います。

 と思い出に浸っている間に春日井駅へ。
 全く知りませんでしたが、なにやらサボテンが有名らしいです。

 駅からほぼまっすぐ歩くこと20分で日心月歩@春日井(愛知県春日井市)に到着しました。
 尊敬する静岡のラーメン食べ歩きの先輩が、タイミング良く訪問されていて、遅ればせながら私も、と。
 多くのメニューがあるのでどれにしようかなと、店先のA型看板を見てみると二つだけが紹介されています。

 他のメニューはどこかなぁと辺りを見回していると、「怪我のためしばらくねぎぶた中華そばと月歩らーめんの二つだけ提供になりますと。
 食べるだけの私はメニューが少なくても営業していて良かったですけれど、店主さんが一日も早く完治されますように。

 店内に入ると開店直後であっても数組のお客さん、奥に長いカウンターには(ラーメンマップ本では9席と書かれていましたが)丸椅子が8脚、用意されています。
 接客担当の女性店員さんにオーダーを告げてお冷やを飲みながら辺りの様子を伺っていると、店内に松葉杖が置かれていました。

 程なくして月歩らーめん550円、ねぎぶたはガッツリ系のようでした。
 やや油多めながら丹念に煮出された豚ガラ、鶏ガラ主体の端麗系スープ、美味しいですねぇ。
 縮れた極細麺はスープを程よく持ち上げ、持ち上げられたスープの香りがふんわりと辺りに漂います。

 丼の半分ほどのチャーシューが食べ応えがあって嬉しい、すっとメンマが数本、ちょこんとワカメ、半身の味玉と刻み青ネギが鮮やかです。
 ふぅ、美味しかった、ご馳走様でした。

 次のお店は東北へまっすぐに伸びる国道19号線を東北へ歩き、車で来たらものの5分だろうなと思いながらTHE MALL 春日井の先まで20分ほど歩きます。

 つじのや@春日井(愛知県春日井市)、はんつさんのラーメンマップ本ては一言も触れていなかったけど、鳥居塾の0期卒(?)とのこと。
 ランチタイムとは言え店内待ち8人、その全員が余裕で座れるほどの待ち席が店内の壁沿いに用意されています。
 さて、何を食べようかと木製の短冊に目を向けると、らーめん、みそらーめん、辛みそらーめん、と醤油味と味噌味というラインナップ。
 つけ麺は通常の麺が冷たいの以外にあつもりも用意されていて、13席のカウンターで食べている人を見てみると、10人くらいがつけ麺を食べています。

 関東圏以外のつけ麺にはいい思い出がないのですが、そこまで食べられているのならと。
 お店の営業時間は「春日井にいる日曜日の昼に営業しているかどうか」しか調べていないので、改めて店内のポップを見てみると。
 月火休み、水〜金は昼営業のみ、土日は昼夜、週の半分も営業されていませんが、それだけスープを作るのに時間が掛かると言うこと。
 椅子に座って待っていると店員さんが実にいいタイミングで「お決まりですか」と声を掛けてきますが、タイミングがいいのではなく、ちゃんとお客さんを見ているということ。

 鳥居塾はラーメンの作り方だけではなく、お店作り、つまり接客や雰囲気の教えると聞いたことがあります。
 お店の雰囲気は教わったからと言って良くなるわけではなく、お店側の努力、頑張り、気付き、そして熱意があって出来ること。
 無駄に大声を出したり、お客さんに言われないと気が付かないということはなく、必要にして十分の接客、お店も頑張っていますし、いいお客さんにも恵まれたことでしょう。

 「よっぽどの縁があってのお客さま ようこそ」、テーブルに角にフックが用意されていて、ちょっとした手荷物を掛けられるようになっています。
 しばらくして案内された席は店主さんの働きぶりが見られます、麺茹でやスープの調合の真剣なまなざしを目の当たりにすれば否が応でも期待は高まります。
 なぜか店主さん自ら運んできて下さった冷たいつけ麺810円、値段だけ見ると「高い」と感じますが食べてみればすぐに「安い」に変わります。
 縮れた太麺を2本掴んでつけ汁にくぐらせながら手繰ってみます。


 うわぁぁ美味しいなぁ、これがこの地に初めてつけ麺を持ち込んだお店の味なんだ。
 鳥居塾と言うことで数え切れないほど多くの和風食材を組み合わせてスープを作り上げていて、なんたら節がどうの、どうたらガラがこうの、なんてのはどうでもいい。
 程よく酸味と甘味が利いたさらさらした食感は「またすぐに食べに来たい」と強力な惹きがあるわけではないし、「どこどこ産のなにがしを使って」と特別な食材を使っているわけではない。
 それでも近くで暮らしていたら知らないうちに食べに来ているだろうし、気が付いたら人に勧めている不思議なラーメンである。

 麺を食べ終わってスープ割りをお願いしたら、割りスープを雪平鍋で熱くしてから注いでくれました。
 これがまた美味しい、ごくごくと飲み干してご馳走様でした。

 次のお店は来た道をまんま戻ることになることもあって、お昼営業終了間際狙い。
 マクドナルド ザ・モール春日井店にて時間調整です。
 オーダーが入ってから60秒以内で提供できなかったらサービス券を渡しますよキャンペーンをやっていて、コーヒーだけだから砂時計を出す前に提供されたわけですが。
 次回、コーヒー無料券を頂きました。

 30分ほど歩いて中華そばはる樹@春日井(愛知県春日井市)、昼営業終了30分前に着きました。
 店内に入るとカウンター12席は1席だけ空いていてラッキー、食べログラーメンランキング2011愛知版の1位を取っただけありますね。
 お冷やを一口飲んでオーダー、を済ませるとおもむろに店主さんが厨房から出て来て、入口の暖簾を終っています。

 何と30分も早い閉店、のんびり構えていたら振られるところでした。
 事前情報通り高山ラーメンをオーダー、他には味噌とつけめんありますが、殆どのお客さんは中華そばかごまそばを食べていました。

 テーブルに用意された「飛騨高山にはラーメンが無い」と書き出される説明書きを読んでいると、真夏に高山まで日帰り旅行した思い出が蘇ります。
 高速を降りると山神様に歓迎を受けたっけ、合掌造りの旧家の庭にねじ花を見つけたっけなぁ、今度は一泊で行きたいなぁ。

 と遠くを見つめていると、中華そば600円が運ばれてきました。
 濃い茶色のスープは強く魚介出汁が効いていて、一つの引っかかりもなく喉に吸い込まれていきます。
 ラーメンが麺を食べさせるタイプとスープを飲ませるに別れるとしたら、間違いなくスープを飲ませるタイプ。

 緩やかに縮れ細麺は低加水と言うこともあってが、スープを良く吸うように茹で上げられています。
 チャーシューは半分ほど脂身、メンマはしゃきしゃきとした噛み応え、板海苔に薬味ネギ。
 今日何杯目のラーメンか数えていないけど、スープまで飲み干してしまったじゃないか、ご馳走でした。

 お店を出てら春日井駅に向かいながら帰りの電車を調べると、10分後にちょうどいい便、つまり金山からは新快速だし、静岡で乗り換えずにすむ便、が来ます。
 途中で缶ビールを買ってラーメン修業の疲れを溶かしながらぐっすり寝たりして。

 小田原駅の改札を出たところで青春18きっぷの旅は終了。
 残りは愛する小田急線で最寄り駅へ、1軒しか振られなかったのでいいラーメン修業になりました。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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