宮城県石巻市の震災がれきを受け入れている北九州市は18日、若松区の響灘西地区廃棄物処分場で焼却灰の埋め立て作業を始めた。
午前10時頃、17日に焼却処分を開始した市内3か所の焼却工場から、薬剤で固められた焼却灰計約60トンを載せたトラック8台が到着。次々に埋め立て地に降ろされた。約1・5メートルの高さまで積み上げた後、土や砂利で覆う。毎日、3工場で排出される焼却灰約280トンを埋め立てるという。
18日午後からは、災害廃棄物処理市民モニター会議の市民モニターが焼却工場や廃棄物処分場を訪れ、放射線量の測定に立ち会うなどし、処理状況を確認する。