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米 州議会に慰安婦謝罪求める決議案1月8日 11時29分
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アメリカ・ニューヨークの州議会議員は、いわゆる従軍慰安婦の問題について、人道に対する罪だとして、日本政府に公式に謝罪を求める決議案を、近く州議会の上下両院に提出することになりました。
これは、決議案を検討しているニューヨーク州議会のトニー・アヴェラ上院議員とチャールズ・レヴィン下院議員が7日、ニューヨーク市郊外で会見して明らかにしたものです。
それによりますと、議会に近く提出される決議案の草案では、第2次世界大戦中の「従軍慰安婦」は多くの人が巻き込まれ、残酷であり、人道に対する罪に当たるとしています。
そして、韓国や中国、フィリピンなどの大勢の女性に苦しみを与えたとして、日本政府に対して歴史的な責任を認め、女性たちへの公式な謝罪を求めています。
2人の議員は、来週にもこの決議案を州議会の上下両院に提出し、来月末までの採択を目指すとしています。
会見は、ニューヨーク市郊外の公園に去年建てられたアメリカで2つ目となる慰安婦のための記念碑の前で行われました。
会見で、ニューヨーク州議会下院のレヴィン議員は、「アメリカは日本というすばらしい国の同盟国で友人だ。しかし、過去の罪や過ちは忘れてはいけない。安倍総理大臣のアメリカ訪問の際には、そのようなメッセージを伝えたい」と述べました。
アメリカでは2007年、連邦議会下院で、従軍慰安婦問題を巡って日本に謝罪を求める決議が採択されています。
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