パワハラ発言:「大阪・泉大津副市長が発言」教育長ら発表
2013年01月05日
大阪府泉大津市の道口源一教育長らは4日、小野正仁副市長(63)が市教委の職員6人などに対し、パワハラやセクハラに当たる発言をしたと発表した。小野副市長は発言を一部認めたが、「セクハラやパワハラをした認識はない」と反論している。
道口教育長によると、職員の訴えに基づいて昨年8月から外部委員による調査を実施。小野副市長は、50代の女性職員を生物に例えたり無能と指摘したりし、この職員は心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったという。先月末には、契約継続の調整を進めていた男性嘱託職員に、辞めるよう促したとしている。道口教育長は「独立している市教委の職員に、副市長がこれほど関与するのはおかしい」と述べ、抗議して辞表を提出したことを明らかにした。
同市では神谷昇前市長が衆院選出馬に伴い辞職し、今月6日告示、13日投開票で市長選が行われる。小野副市長は市長職務代理者を務めており、「新市長になったら辞めようと考え、先月末に秘書広報課長に辞表を提出した」と話している。【山下貴史、原田啓之】