大阪府泉大津市の道口源一教育長(66)は4日、自身を含む2人の教育委員が同日付で辞表を出したことを明らかにした。
市教委によると、教育委員5人のうち別の2人は昨年12月に任期満了を迎えたが、前市長の昨年11月末の辞職で市長不在だったため、後任は決めず空席にしていた。辞表が受理されれば教育委員は1人になり、月2回開いていた教育委員会議は開けなくなる。
道口氏は辞表提出の理由について、現在は市長職務代理者を務めている小野正仁副市長の職員への対応に問題があると指摘する文書を昨年9月に当時の神谷昇市長に提出したが、その後も改善されず無力さを感じたため、と説明した。小野副市長は「対応には問題はなかった」とのコメントを出した。(森嶋俊晴)