トップページ社会ニュース一覧救急車出動先誤る 通報の男性死亡
ニュース詳細

救急車出動先誤る 通報の男性死亡
1月8日 11時42分

救急車出動先誤る 通報の男性死亡
K10046511611_1301081150_1301090934.mp4

先月、横浜市港北区で救急要請を受けた消防の救急隊が、誤って同じ番地に住む同姓の別人の家に向かい、確認が遅れていたことが分かりました。
通報者の男性はそのあと死亡が確認され、横浜市消防局は対応に問題がなかったか詳しい経緯を調べています。

横浜市消防局によりますと、先月17日の昼ごろ、横浜市港北区に住む60代の男性から、「心臓の具合が悪い」という119番通報がありました。
通報を受けた消防司令センターの担当者が、港北消防署の救急隊に出動を指示しましたが、その際、誤って同じ番地の2軒隣に住む同姓の別人の家に向かうよう指示したということです。
救急隊は通報から6分後に到着し、不在だったことから誤りに気づいたということで、通報から36分後に男性の家で容体を確認したところすでに意識がなく、そのあと病院で死亡が確認されたということです。
消防局によりますと、指示を出す担当者の入力ミスが原因で、別の担当者が間違いに気づいて端末上の情報は修正しましたが、現場の救急隊には連絡しなかったということで、消防局は当時の対応に問題がなかったか詳しい経緯を調べています。
横浜市消防局は、「誤った指示で到着が遅れ、申し訳ありません。改善を図るとともに男性の死亡との関係についても検討委員会を開き、詳しく調べていきたい」としています。

[関連ニュース]
このページの先頭へ