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インフルエンザ院内感染か 60人発症1月8日 17時26分
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三重県津市にある総合病院で、人工透析の患者や担当職員合わせて60人がインフルエンザにかかり、三重県は院内感染があったとみて調べています。
三重県などによりますと、今月2日、津市南新町の遠山病院で、人工透析の担当職員1人のインフルエンザの感染が分かって以降、患者やほかの職員にも感染が相次いだため、詳しく調査したところ、7日までに入院中の2人を含む人工透析の患者48人と担当職員12人の合わせて60人の感染が確認されたということです。
このうち69歳の男性患者が6日、心筋梗塞で死亡し、病院でインフルエンザとの因果関係を調べていますが、「現時点では関連はない」としています。
また、8人が現在も入院中で、このうち63歳の女性が肺炎を起こして重症だということです。
病院では、去年11月に患者と職員のほぼ全員にインフルエンザワクチンの接種を行っていたということです。
三重県は人工透析の施設内で感染が広がったとみて、経緯を調べるとともに、病院にマスクの着用や消毒の徹底などを指導しました。
記者会見した遠山病院の竹内敏明院長は、「患者や関係者の方に多大な迷惑をおかけし、おわび申し上げます。感染の原因や経緯を調べ、今後の対策に努めたい」と話しています。
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