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福島 不適切除染の現場を副大臣が視察1月9日 17時44分
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原発事故で広がった放射性物質を取り除く除染を国が直轄で行う福島県で、一部の業者が適切な方法で除染をしていなかった問題で、環境省の井上副大臣が9日、不適切な作業があったと指摘されている除染現場などを視察し、再発防止に全力を尽くす考えを示しました。
この問題は、国が直轄で除染を行っている福島県の地域で、一部の業者が適切な方法で除染をしていなかった疑いが指摘されているもので、これまでに2つの業者が除染で出た水を不適切な方法で処理していたことが分かっています。
これを受けて環境省の井上副大臣は9日、撤去されるべき川岸の落ち葉が川に落とされるなど不適切な作業があったと指摘された田村市の川沿いの除染現場を視察し、環境省の職員から現場の状況について説明を受けていました。
このあと、井上副大臣はこのほかの除染現場も視察し、適切な方法で行われているかどうか確認していました。
これに先立って井上副大臣は田村市の冨塚市長と会談し、市長から「市民から除染に対する不信感が高まっている」と伝えられました。
視察のあと井上副大臣は、「視察した現場のように人の目につきにくい現場がほかにもあると思う。監督体制の強化が重要だと感じた」と述べ、再発防止に全力を尽くす考えを示しました。
井上副大臣は9日は楢葉町の除染現場も視察しました。
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