2013年、Facebookの目玉プロダクトを予想する

スポンサーリンク
2013/01/10


フェイスブックがどでかい発表をするらしいですね。今年いったい何が出てくるのか、考えてみました。

Facebook、イベントを来週開催へ–招待状を送付 – CNET Japan


Google Adsense競合サービス:実現可能性★★★★

2013年中のローンチが期待されるプロダクトといえば、Google Adsense競合のバナー広告サービスでしょう。このサイトに掲載されている広告はAdsenseによるものですが、同様の仕組みをFacebookも提供し始めるようになるのでは、という予測です。

外部サイトでの広告配信はすでにZynga.com内でもテストされています。このサイトのサイドカラムあたりに「あなたの友だちがKit Katについていいね!と言っています」みたいな広告が出るということですね。

マーケターにとっては効果的なマーケティングチャネル(フェイスブックのターゲッティングはAdsenseより強力です)に、ウェブサイト運営者にとっては新たな収益源になる可能性があります。Facebookにとっても大きな収益をもたらすビジネスとなるでしょう。


検索エンジン:実現可能性★★

Facebookが控えている玉としてもう一つ大きなものは「検索エンジン」。まだまだFacebook検索はプアな感じですが、何せ10億人が使うサービスなので、場合によってはGoogleのポジションを奪っていく可能性もあるでしょう。

検索エンジンに関してはBingを買収するのでは?Yahoo!と連携するのでは?といった噂がささやかれています。Bingに関してはアグレッシブにFacebook連携を進めていたりするので、むしろMicrosoftは買ってほしいのかもしれませんね。

Facebookが開発する検索エンジン。具体的にどういうプロダクトになるのかは想像ができませんが、やっぱり友だちのいいね!なんかを重視するアルゴリズム・機能になっていくのでしょう。そう考えると、「いいね!」を集めることがSEO対策上、とても重要になっていくのかもしれません。


Facebookフォン:実現可能性★★★

Facebook phone concept2

上記画像はモックですが、これも現実的に出てくるであろうプロダクトです。実は「Facebookフォン」はすでに「HTC ChaCha」と「HTC Salsa」の2台が発売されていますが、どちらも販売は不振です。HTCとの共同プロジェクトは継続しているようなので、3度目の正直を今年打ち出してくるのでしょう。

ハードウェアを握ることですべてのサービスの価値を高めることができるので、事業戦略上も重要視されていると思われます(ただ、マーク・ザッカーバーグは「Facebook Phone」戦略に否定的という報道もあります)。


Facebookカレンダー:実現可能性★★

スクリーンショット 2012 12 25 9 35 28

すでに「イベント機能」で一部実装されていますが、予定管理機能もFacebookが出してくるであろうプロダクトのひとつです。イメージ的にはGoogleカレンダーの競合というところです。

カレンダーサービスを出すメリットは、何よりユーザーの「未来の行動」を知ることができる点にあります。例えば僕が「1月10日 17:00から渋谷で飲み会」と入力していた場合、さりげなーく、渋谷の居酒屋の広告を出すことができるようになるわけです。


Facebookマップ:実現可能性★

これは2013年とは思えませんが、Facebookフォンが成功した暁には、やっぱりマップサービスにも乗り出すのでしょう。単にAppleやGoogleを模倣するとも思えないので、室内地図に特化したかたちになるのかも?


Facebookニュース:実現可能性★★★★

FlipboardやSmartNewsのようなキュレーション系のニュース機能も何らかのかたちで提供してくるのでしょう。これはアプリというよりは、ニュースフィードの中に組み込まれる機能になりそう。フェイスブックはたびたび「話題のニュース機能」を実は実験していたりするので、実現可能性は高いと思われます。

11 27 52 352 file


Facebookミュージック:実現可能性★★

Facebook music 360

音楽に関するプロダクトも期待できそう。すでに「今聴いている楽曲」を自動的にシェアする機能は実装されていますが、これが様々なデバイス・サービスに拡張するだけでなく、ここからさらに、音楽配信にまで食い込む可能性も。iTunes競合のポジションを狙うということですね。AppleはPingで撃沈しましたが、「友だち」をフックにすれば、これまでになかった音楽購入のアプローチをつくることができるでしょう。


あとは何があるでしょうかねー…スマホのみならず、ミニタブレットあたりに参入するというストーリーもありそう。あとはテレビ?

こういう妄想は楽しいので、みなさまの見解をぜひコメント欄にて教えてください。今年もIT業界は激動の一年となるのでしょう。


Google+プロフィールへ