inward diary january 2013

===============================================
20130109
自殺の原因となろうとなかろうと、体罰があったということ自体深刻な問題だ。
でも、もっと深刻なのは、その事件の解明を名目として、首長が直接指揮命令権を要求し、現場に介入しようとしていることだ。
改正(?)教育基本法でも、「教育は不当な支配に服することなく・・」と、謳われているではないか(第十六条)
(もっともそれに続く条文は、解釈に当たって十分気をつけなくちゃならんのだろうが・・・)。

例えばいじめを傷害事件として教育現場に警察権が「介入」するということが、このところ目につくが、
果たしてそれは、教育の自立という観点からして、どこまで妥当性を持つのだろう。

教育とは政治そのものだと、いまさらながらに思い知らされる。

===============================================
20130108
昨年末から続いている右膝痛と、その原因なのかその結果なのか分からないけれど、同じように続いている腰痛を
何とかしようと、バンテリンのクリームを使ってみたのだが、薬剤が強いのか皮膚が少しかぶれ気味になる割に
効き目がいま一つ。そこで、先日、あくまでも気休めに安い湿布薬を買い求めてみたのだが、
これが、意外や意外、大ヒット。

大正製薬のメンフラA。「血行促進」と謳っているところに注目して買ったのだが、
微温感の湿布でとても気持ちいい。一つ一つがとても小さいので、痛みを感じるところに
ベタベタ張りまくることになったのだが(おかげで非常に湿布臭いおじさんになってしまったが)
膝痛と腰痛が劇的に軽減した(残念ながら、痛みがなくなったとまでは言えない)。

さて、今日も寒い中、プジョーに乗って出かけたのだが、出がけにあまり考えることなく、長袖のダウンジャケットを着こんでしまった。
5qと走らないうちに暑くなってきたので、ジャケットのジッパーを開けたのだが、結局お腹が冷気に当たって冷えるばかりで、
袖の中(つまり腕)はまったく冷えない。冷えるどころか、どんどん暑くなってくる。
一番のアウターとして着るのは、長袖のジャケットではなく、ダウン・ベストだったのだ。
う〜ん…これは失敗した。非常に不快である。5qあたりの交差点で赤信号につかまったので、
いったん自転車を降り、ダウン・ジャケットを脱いだ。
ダウン・ジャケットの下には薄手のサイクリングジャケットを着ていたのだが、
それでは少し寒々しく、1枚脱いだ後の調整がとても難しかった。
そう考えると自転車を快適に乗るためには多くの工夫と経験と失敗が必要だということが分かる。
今日は意味のある失敗をした。次回、この反省を生かしていこう。

本日の走行距離:19.3q、所要時間:1時間10分、最高速:30.0q/h、平均速:16.8q/h、今年の累積走行距離:約72q

===============================================
20130107
本格的に仕事が始まる。初っ端から1限目の授業があったので、仕方なく学校に行く。
1時限目が終わると、今年のマーキング・セレモニーがあって、一応身体だけは出席する。
それにしても、というか、予想通り、酷いお話大変為になるありがたいお話だった。
さもすごいことをしているというように、もったいつけてプレゼンテーションソフトを使っているが、
その中身の半分以上は以前どこかで使っていた資料の使いまわしのようで、
つまり結局は何も進展していないということをさらけ出している。

プレゼンテーションもじつに手馴れておいでで、鮮やかなご発表に本当に感銘を受けた。
このような立派な方をリーダーとして戴くことができて、実に実に光栄である。
そのような立派な方が、なんと「聖域なき改革」をおこなうと仰るではないか。
つまりはご自身も「聖域」ではないとご宣言あそばされている。これは尋常なことではない。
本当に改革が進むのかどうか、今後に注視させて頂こうと、新年のお言葉に覚悟を決めた。

毎年恒例の通過儀礼を通過してすぐに臨時の会議。その後、急遽設定された会議にも出席。
ちょっとヘロヘロになりながら研究室に戻ると、締め切りを間際に控えた学生に泣きそうな顔で迫られ、
その相手をしている間に定例の会議の時間になり・・・
今日一日で1週間分働いたような気がする・・・OTL

===============================================
20130106
夜になってから家族と外食がてら買い物に出かけた。
まるちゃんは習字セットを入れておくバックの手提げ部分が壊れてしまったので新しいバックを買いたいと言う。
妻は明日の弁当の材料を買わなければならないと言う。ボクと福助はただくっついて回るだけなので、
妻の後ろをついて回ろうと思っていたら、妻から疎まれたらしく「まるちゃんについて行ってあげて」と諭された。
福助は本当のところはおもちゃ売り場に行きたかったらしく、ボクの後についてきた。

まるちゃんは文房具売り場をうろうろしている。おもちゃ売り場はその隣なので、福助はボクに「ちょっとおもちゃを見ててもいいかな?」と
単独行動をリクエストしてきた。ボクはまるちゃんのバック探しのお手伝いをすることになったので、「ああ、いいよ」と福助に答えたのである。

まるちゃんの習字セット用バックはなかなか見つからない。確かに、目の前にバックに入った習字セットが売られているのだが、
バックの中身はばっちり揃っているので、新たに習字セットを買う必要はない。店員さんに尋ねると、バックだけを売ってはいないとのことだった。
バックを目の前にしながらそれを買えないというのも、非常に苦々しいが、仕方がない。

文房具売り場を後にして、その隣にあるファンシーグッズ売り場でいろいろとバックを見て回るのだが、
なかなかちょうどいいバックが見つからない。まるちゃんとあれこれ探しているうちに、ボクの携帯が鳴った。
「あの〜、今、福助のことがアナウンスされてたんですけど、おもちゃ売り場のレジに行って、福助を保護してもらえますか?」
と呆れ返った妻の声。
・・・????!!!!

おもちゃ売り場は文房具売り場、ファンシーグッズ売り場と同じフロアですぐ隣である。
何のことかと思って、おもちゃ売り場のレジに行ってみたものの、福助の姿は見当たらない。
レジの中にいる店員さんも、別にどうということもない感じでお仕事をしている。

しばらくあたりをきょろきょろしていたら、福助が物陰からひょっこり顔を出した。
「福助。店員さんに声かけてもらったの?」
福助は、うんと頷く。
「あの、すみません。この子の親ですが、ご迷惑をおかけしました。すみませんでした」と店員さんに声をかけると、
「ああ、ハイハイ。ボク、よかったね」と、店員さん。どうやら福助はボクとまるちゃんの姿を見失って不安になったらしく泣いてしまったらしい。
まるちゃんが笑いながら近づいて行ったら、再び泣き出してしまった。
以前も何かでボクとはぐれてしまった時は、殊勝にも泣かずにじっとしていたことがあったし、
あまり道に迷うということもない子なので、迷子になるなんてことはないと思い込んでいたのだが、
涙を流している福助を見ていると「まだまだ子どもなんだな」と認識を改めた。

福助には寂しく不安な思いをさせてしまって悪かったが、自らの経験から迷子は案外人を育てるものだとも思っているので、
実はしめしめ、やった。と思っている。
ボクとまるちゃんを見失った福助は、レジで保護される前に、1Fで食料品を買い込んでいる妻を捜しにフロアを移動し、
そこら中を駆け回ったようだ。実はその姿を妻が見かけていた。
ただ福助は日常的に買い物中の妻を相手に隠れんぼ遊びをするらしく、
妻は「オオカミ少年」よろしく、「どうせまたかくれんぼしてるんでしょ」と相手にせずにいたら、その姿を見失ったと言う。
ボクもまるちゃんも、そして妻も見つけられなかった福助は、レジのおばちゃんに保護されるまで、一体何を考え、どうしようかと思っただろうか。
きっと、胸がキュウっとなって心臓がドキドキして身体中がソワソワしたに違いない。
涙をぬぐっている福助を見ながら、ボクはかつてのボク自身を彼に重ね合わせていた。

===============================================
20130105
今日もプジョーで出かける。ややタイヤの圧が落ちてきているのだろうか、乗り心地が柔らかく感じられる。
何やら今日はこの冬一番の冷え込みと聞く。確かに寒い。
それも最初の10分の我慢。それが過ぎれば、体内の温まった血液が体中を暖めてくれる。
これだけ寒いと、あまり汗をかかない。外気の寒さと体の暖かさのバランスがうまく取れている間は、
非常に快適なのだ。
ただ、その快適さに至るまでの思い切りが面倒である。やはり、少し寒すぎるのだ。



昨日と今日の走行距離:38.7q、所要時間(2日間):2時間15分、最高速:33.5q/h、平均速:17.2q/h、今年の累積走行距離:約53q

===============================================
20130104
新年初出勤。仕方なく出勤する。
昼近くなっての出発にもかかわらず、まるで空気そのものが凍っているかのように思えるほど冷たい空気の中、
プジョーで走る。もう、スピードは出さない。いや、出せない。

研究室に着いてメールを確かめると、新年早々ろくでもないメールが1通紛れ込んでいた。
ん〜・・・これはもしかして、以前の会議でボクが発した質問への回答の一つなのか・・・?
こりゃまた嫌われる材料が一つ増えてしまった。
尤も、ここまで嫌われているのだから今更どうでもいいことではある。



===============================================
20130103
午後からCarry Meの「陽子ちゃん」を連れだって都心のポタリングに出かける。
何となく新橋まで電車で移動し、「陽子ちゃん」を組み立てる。
新橋からガード沿いに有楽町さらに東京駅へと抜け新駅舎を眺めた後に、永代橋方面へ向かう。
地図を持たなかったので、非常に貧弱な脳内地図を頼りにするしかない。
いや、脳内地図などないに等しいので、もう、行き当たりばったりである。
永代橋を渡ったところで、小さな運河(大島川西支川)が目についたので、その運河沿いを走ってみる。
案内板には、江戸時代にはこの辺りは荷物の積み下ろしで大変賑わったとある。

ほとんど人通りもなくひっそりとしている道をゆっくり走りながら、
時代劇でよく出てくる米蔵の情景を思い浮かべてみる。
そのすぐ後に紀文稲荷という小さなお社を見つける。

えらくちいさい神社なのだが、これまたえらくきっちり手入れが行き届いていて気持ちが良い。
お参りをしてさらに運河沿いを進んでみた。
この辺は昔からの埋め立て地で、運河も多いと知っていたが、
実際に走ってみると、川の近さと川がある雰囲気がとても新鮮だ。
清住公園に突き当たると右に折れ、木場方面に向かう。
亀久橋というおしゃれな橋を越えて木場公園方面に進む。

↑亀久橋の欄干にはステンドグラスが嵌められていた。
やがて横十間川親水公園というきれいな公園の中に入る。
これがまたえらく素敵な公園で、子どもを連れて来たら絶対に喜びそうな公園である。
親水公園と言えば、人工的なせせらぎが作られているような公園を思い浮かべる。
確かに人工的ではあるのだが、何せ川は本物である。大雨の時は絶対に水浸しになるに違いないという
低さの歩道とデッキが川の左右にあり、この季節は少し寒々しいが、夏はおろか春や秋もかなり爽やかに違いない。
その親水公園を途中左折して猿江恩賜公園方面に北上。さらに錦糸町に抜けた。
錦糸町駅前の商業ビル入口の小さな特設ステージでは16時からU事工事の営業があると告知が出ていて、
お客さんも座っていた。ちょっと覗いていきたい誘惑に駆られたが、そのままスカイツリーを目指した。
ちょうど16時頃にスカイツリーに到着。ゆっくり走ってざっと2時間。
帰宅後地図で確かめたところ、走行距離はまあ大体15qぐらいだった。
空腹に耐えかねて、マックで腹ごしらえをし、運動して消費したカロリーをすべてご破算にしたのち、
「陽子ちゃん」を畳んで地下鉄に乗り家路についた。


帰宅後、まるちゃんが発熱したことが発覚。ついでに妻も頭痛を訴えてダウンしていた。
ん〜む…出かけるときはみんな元気だったのだが・・・
こういうことになるのが分かっていたら出かけなかったのだがなぁ・・・

===============================================
20130102
日頃の親不孝の罪滅ぼし(のつもり)の第二弾で、実家にプチ帰省する。
先日ほどの酷い渋滞はなかったが、やはりこの時期は道が混む。

子どもを爺婆に預けた後は、この正月の運動不足を解消すべく、
車に積んでおいたCarry Meの「陽子ちゃん」を引っ張りだして、
懐かしい街をポタリングした。
この街の動線自体が大きく変わってしまったのだろう、
ボクがいつも歩いて(自転車に乗って)回るコースは、
閑散としたところばかり。

↑静岡鉄道入江岡駅 改札口が橋の上にある、昭和のテイストを色濃く残す駅舎。
↓この駅も近く廃止が検討されているという噂・・・。



↑駅前銀座商店街
===============================================
20130101
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元日は家族みんなで大山阿夫利神社に初詣。
お参りをして、御神籤を引いて、大吉をゲット!(…という表現でいいかどうか・・・)
特に、「争事(あらそい)」は「勝つ 気長く思え」と、まことに心強いお言葉。
今年は多難であることが分かっているだけに、まずは占いだけでも幸先良かったことが嬉しいです。

============================================

inward TOP →