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ユーロ圏の失業率 最悪を更新1月8日 20時29分
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ヨーロッパで単一通貨、ユーロを導入しているユーロ圏の去年11月の失業率は11.8%と、ユーロ導入以来、最悪を更新し、雇用情勢の悪化が続いています。
EU=ヨーロッパ連合の統計局が、8日、発表したところによりますと、通貨ユーロを導入しているユーロ圏17か国の去年11月の失業率は11.8%と、前の月より0.1ポイント悪化し、ユーロ導入以来最悪を更新しました。
このうち失業率が最も高い国は▽スペインで26.6%と、前の月より0.4ポイント悪化し、特に25歳未満の若者では56.5%と前の月より0.7ポイント悪くなっています。
次いで▽ポルトガルが16.3%、▽アイルランドが14.6%と、EUなどから支援を受けて緊縮策を行っている国々で厳しい状況が続いるほか、▽イタリアで11.1%、▽フランスは10.5%といずれも悪化しています。
また、ギリシャについては最新の9月の統計で、失業率は26%となり、前の月より0.7ポイント悪化しました。
ユーロ圏では緊縮策だけでなく経済成長や雇用創出を重視する政策を進めていますが、まだ効果は現れてなく、雇用情勢の悪化に歯止めがかかっていません。
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