走行中のパトカーや交番に消火器などを投げ付けて破損させたとして、県警少年捜査課と幸手署は８日までに、器物損壊や公務執行妨害などの容疑で茨城県の同じ町内に住む高校１年と中学３年の１５〜１６歳の少年５人を逮捕した。

　逮捕容疑は、昨年１０月２６日午前２時５０分ごろから同５時５分ごろにかけて、久喜市や幸手市内で、走行中のパトカーに消火器を投げ付けてサイドミラーなどを壊したり、幸手署栗橋交番の出入り口ガラス戸に消火器を噴射して金属バットで割ったなどの疑い。

　同課によると、５人は地元の遊び仲間。茨城県内をミニバイクで走り、パトカーの追跡をかわす遊びをしており、昨年夏から埼玉県内で無免許運転をしていたという。

　１０月２２日にも５人は久喜市南栗橋４丁目の幸手署南栗橋交番のガラス戸２枚（計９万６千円相当）を消火器で割っていた。

　５人は「茨城では夜、パトカーが走っていない。パトカーに追い掛けられるのが楽しく、エスカレートして交番を襲撃するなどしてしまった」といずれも容疑を認めているという。

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