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【プロ野球】

ファン50人、大谷静かに入寮 佑フィーバー再現ならず?

2013年1月10日 紙面から

勇翔寮に入寮し、マスコットのカビーから歓迎を受ける日本ハムの大谷=千葉県鎌ケ谷市で(佐藤哲紀撮影)

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 日本ハムのゴールデンルーキー、ドラフト1位の大谷翔平投手(18)=花巻東高=は9日、千葉県鎌ケ谷市の勇翔寮に入寮した。最速160キロ右腕、メジャー挑戦を断念しての国内残留と注目を集めたが、意外にも静かな入寮となった。

 約70人の報道陣にファンは約50人。2年前、斎藤佑樹投手(24)の入寮時は、約200人の報道陣に約300人のファンが詰め掛け、ワイドショーが生中継。報道ヘリが飛び、パトカーが巡回する大騒動だった。ファン層も全く違う。斎藤の時は『佑観マダム』とも呼ばれた女性ファンが多かったのに対し、この日は中高年の男性がほとんど。フィーバー再現、とはならなかった。

 だが、実力はホンモノのようだ。同じくこの日に入寮したドラフト3位・鍵谷と同5位の新垣と共に、午後からグラウンドに出てくると、ポール間を16往復走り、70メートル遠投を含め約70球キャッチボール。大谷の球を受けた鍵谷は「縦回転のスピンがとにかくキレイで、落ちることなく真っすぐ伸びてくる」、新垣も「手元で伸びてくる強い球質。重い球だった」と舌を巻いた。

 グラブもすでに投手用はもちろん、内野用、外野用と3種類のものを注文し、二刀流への準備も万端。雪深い岩手で自主トレしてきた大谷は「久しぶりの土の上で、長い距離も投げられて良かった。ここから始めるんだなという気持ち」と、プロとしての第一歩に胸を弾ませていた。 (竹村和佳子)

 

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