結索法は大きくノット Knot、ヒッチ Hitch、ベンド Bendに分かれる
ノットは結び目を作ること、ヒッチはものにロープを結びつけること、ベンドはロープとロープを結び合わせることである
ここではもっとも基本的な結び方であるボーラインノット(もやい結び)とエイトノット(8の字結び)、クラブヒッチ(まき結び)と、使い勝手のいいナンチンヒッチ(南京結び)を挙げておく
ボーラインノット(もやい結び)...2002-1-10
この結び方では、いくら引いてもループが締まらず、またほどきやすい。
ヨットなどでロープの端を固定するのに最もよく使われる結び方。
(フィギュアー)エイトノット(8の字結び)...2001-07-20
ロープの一端にこぶを作るための結び方。
堅結びよりこぶが大きく、解きやすい。
ヨットのセールの端止めや、クライミングのザイルの結び方でもある。
ナンチンヒッチ(南京結び、かんぬき)...2002-01-10...★NEW★
一端が固定されたロープを、何かにかけて締める時の結び方。
引越しなどで、ルーフキャリアーや荷台に荷物を固定する時などに重宝する。
筆者は専らディンギーやカヌーを荷台に固定するのに利用している。
ひねりが重要で、逆にひねると解ける。
アイ(小さい環)の部分が解けることがあるので、2回巻いてもよい(下図)。
クラブヒッチ(巻き結び)...2002-01-11...★NEW★
ロープを、棒や他のロープに巻き付けて止める時の結び方。
強度的には強くないが、簡単で一時的に止める場合によく使う。
帆をヤードに固定する時の結び方でも有る。
ロープの端が長過ぎる場合は、青いロープの図のように、先端を最後に通した穴に途中まで戻して締めると、引っ張るとすぐ解ける。
杭やフックなど一方が空いているものににロープを掛ける場合は、下の図のように二重の環を作ってから掛けると、クラブヒッチになる。
この時、重ね方を間違えると結びにならないので注意。