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大相撲初場所(13日初日・両国国技館)で、不振を極めた昨年九州場所からの巻き返しを狙う横綱・日馬富士(28)=伊勢ケ浜=が不安を露呈した。9日、東京・江東区の高田川部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に2日連続で参加したが、大関・稀勢の里(26)=鳴戸=に6連敗を喫するなど1勝6敗と圧倒された。トータルでは7勝6敗だった。横綱・白鵬(27)=宮城野=も同一門の連合稽古に参加し、18戦全勝と貫禄を見せつけた。
横綱の強さは鳴りをひそめた。日馬富士はライバルと認める稀勢の里に立ち合いで当たり負け、相手得意の左おっつけで体を横に向かされると一気に持っていかれ、力なく土俵を割った。
すると負の連鎖は止まらない。「やりたいことはやれた」との言葉とは裏腹に、自身より40キロ重い173キロの相手に、低く鋭く当たっていく自分の相撲が取れない。一気に寄られ、勢い余って上がり座敷まで突っ込むと、「クソッ!」と悔しがった。あおむけに押し倒され、背中にベットリと砂がつく場面もあった。
前日(8日)には5戦全勝だった相手に6連敗。最後は送り出して意地を見せ、風邪をひいている琴奨菊には6戦全勝で計7勝6敗と何とか勝ち越した。「稽古だから勝ち負けは関係ない。関係があったら(稽古量では)俺が勝っている。悪くないと思います」との言葉がむなしく響いた。
この日、同じく一門の枠を越えて連合稽古に参加した白鵬は新小結の松鳳山のほか、平幕陣らと取って18戦全勝。日馬富士の相手は大関陣だけと力の差があるとはいえ、あまりに対照的な内容だった。視察した元小結でNHK相撲解説の舞の海秀平さん(44)は「日馬富士関は心配です。(白鵬とは)余裕も違うし、懐の深さが違います」と不安の声を上げた。
昨年九州は、11日目から5連敗と新横綱としてワーストの連敗記録を作るなど9勝6敗に終わった。7日の横綱審議委員会稽古総見の際には、鶴田卓彦委員長(85)からは11勝のノルマを課された上、白星が1ケタに終わった場合は横審の内規にある「激励」などの勧告を行う可能性を示唆されている。こうした雑音を封じるには優勝しかないが、初日まで時間がない中で暗雲たれ込める出稽古となってしまった。
(2013年1月10日06時02分 スポーツ報知)
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