高2自殺、主将就任以降に体罰集中か…母に話す
2013年1月9日(水)16時6分配信 読売新聞
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大阪市立
生徒が同部キャプテンに就任した昨年9月以降に集中していたとみられる。しかし、市教委や学校に生徒への体罰を指摘する声は寄せられていなかった。市教委は背景に、体罰が「指導」と同一視され、批判しづらい特殊な環境があったとみて調査している。
市教委によると、生徒は自殺前日の昨年12月22日の帰宅時、母親に「今日もかなり殴られた」と話したが、遺族にさらに聞き取ったところ、それ以前から「今日も殴られた」と頻繁に母親に話していたことが判明。家族に勧められて、生徒は自殺数日前に体罰がつらいという趣旨の顧問宛ての手紙を書いたが、顧問には手渡せぬままだった。
手紙には「ほかの部員が同じミスをしても怒られないが、キャプテンの自分だったら、きつく叱られ、たたかれる」とつづっていたことなどから、市教委はキャプテン就任時の昨年9月以降、生徒への体罰が集中していたとみている。顧問自身も、府警に事情を聞かれた際、「(生徒は)キャプテンなので厳しい指導をした」と話しているという。