ニュース詳細
“日常的な体罰の可能性否定できず”1月9日 5時20分
K10046728911_1301090621_1301090934.mp4
大阪の市立高校で、所属するバスケットボール部の顧問の教師に体罰を受けていた男子生徒が自殺した問題で、大阪市教育委員会は、およそ20人の生徒が同じ教師から体罰を受けたと答えていることなどから、「体罰が日常的に行われていた可能性も否定できない」として実態の解明を急ぐことにしています。
大阪市立桜宮高校のバスケットボール部でキャプテンだった2年生の男子生徒は、先月23日、自宅で首をつって自殺し、残されていた生徒の手紙などから、自殺する前日まで顧問の教師から体罰を受けていたことが明らかになりました。
これを受けて学校側は、バスケットボール部の部員と元部員の合わせて50人を対象に先月27日にアンケートを行った結果、男子12人、女子9人の合わせて21人が、同じ顧問の教師から、顔を平手で叩かれるなどの体罰を受けたと答えました。
また、自殺した男子生徒への体罰を見たことがあるかどうかについては、自殺の前日に22人、それ以前には、半数を超える38人が、それぞれ「見た」と答えたということです。
この教師を巡っては、これまでにも「体罰を行っている」という情報が寄せられていたということで、大阪市教育委員会は「体罰が日常的に行われていた可能性も否定できない」として、実態の解明を急ぐことにしています。
一方、大阪府警察本部も教師や生徒の家族から事情を聞くなど、自殺に至ったいきさつを調べており、このうち教師は「男子生徒はキャプテンだったので、わたしが直接指導する機会が多かった。厳しい指導はしていた」などと話したということです。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|