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両親が体罰語る「30発以上殴られたと」
先月、大阪市立桜宮高校の男子生徒(17)が自殺した問題で9日、生徒の両親がカメラの前で初めて取材に応じた。自殺前日に顧問から30発以上殴られたと生徒が話していたという。
先月、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部のキャプテンだった2年の男子生徒は、顧問の男性教諭に体罰を受けた翌日、自宅で自殺した。大阪市教育委員会などの調査で、生徒が顧問から日常的に体罰を受けていたことがわかっているが、遺族によると、自殺前日に、30発以上、顧問から殴られたと生徒が話していたという。
男子生徒の母親「子供が愛のムチとわかるような指導方法だったらと思います。まさかまさかです。すごい悔やまれますそこは」
男子生徒の父親「本人が受けた印象としては、30発40発というのが彼の口から出てきているので。びんたを何十発も殴るというのが本当にそれが指導なのかと。私は聞いて指導だとは思ってないです」
8日に行われた教育委員会の会見では、顧問が生徒を殴ったのは数発だったとしていて、今後、警察が捜査する方針。
一方、9日夜、大阪市立桜宮高校では、緊急の保護者説明会が行われた。説明会の冒頭、黙とうがささげられ、学校側はこれまでの経緯などを説明。質疑応答の中では、部活動の顧問らが、体罰のない学校づくりを行っていくとの決意表明をしたという。
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