韓国議員ら訪日し与野党幹部と会談へ

1月8日 10時13分

日本の国会議員らとの交流を目的とする韓国の議員連盟のメンバーが８日から日本を訪れて与野党の幹部らと会談することにしており、日韓関係の改善を後押しできるか注目されます。

日本を訪れるのは「韓日議員連盟」の会長を務める与党・セヌリ党のファン・ウヨ代表をはじめ、連盟に所属する韓国の国会議員８人です。
一行は、９日、民主党の幹部や公明党の山口代表と相次いで会談するほか、１０日には自民党の幹部とも会談する予定です。
日韓両国の国会議員らの交流を目的に双方に設立された議員連盟は、毎年、交互に相手国を訪問して合同で総会を開いていますが、総会以外で韓国の議員連盟の代表団が日本を訪れるのは、２００９年３月以来およそ４年ぶりだということです。
日韓関係は、去年、島根県の竹島を巡る対立などから政治の面で冷え込みましたが、先週、安倍総理大臣がパク・クネ次期大統領に特使を派遣して関係修復の意欲を伝えるなど、改善を模索する動きが出ています。
そうしたタイミングでの「韓日議員連盟」の訪日となり、とりわけファン会長はパク次期大統領に近い大物議員なだけに、与野党の幹部らとの会談を通じて、日韓関係の改善を後押しできるか注目されます。