師匠(社会学の研究者)から助言がありました。
「子どもの話題はいい加減にしておかないと、フェイスブックが
炎上するぞ。」
師匠の心配は、80年代に社会を騒がせたアグネス論争の再来を
警戒してのことでした。
http://allabout.co.jp/gm/gc/224965/
しかし私は、再来はないと確信しています。なぜなら
ただこう答えればいいことを学んでいるから。
「子連れ出勤の批判をするあなたがまず、うちの子の面倒みてくれませんか?」
アグネス論争の歴史を紐解くと、「子連れ」がファッションやイメージ
戦略になった時代があったなんて、なんと豊かな恵まれた時代があった
のだろうと羨ましくなります。
私は、イメージでもファッションでも育児へのこだわりでもなく
ただ「預かってくれる先がないから、連れて歩かざるを得ない」
生々しい現実を引き受けているにすぎないので。
◯保育園が空いてない。
◯ベビーシッターの派遣会社も使えない
(議員の仕事は、1週間前に予定がわかる働き方ではない。
派遣会社は、人が毎回変わるので、対応しきれない)
◯議員の不規則で変更の多い働き方に合わせて、専従で
勤めてくれるような人材はみつからない
◯一時預かりを利用しようにも、子どもがちょっと熱を出し
たりしたら、預かってもらえなくなる
◯実家の親は就労中で、頼れない
つまり、アグネス論争にはなりようがありません。
とはいえ、有権者の皆様、特に被災された皆様が
「子連れで、俺らのためにどうやって仕事をしようというんだ」
と苛立ちをお持ちになるのも、もっともなのです。
私も、自民党宮城県連も、手をこまねいていたわけではないです。
先日、県連会長と一緒に、安倍総理のところに伺いました。
私「議員会館の保育園がいっぱいで、入れないのです」
県連会長「待機児童対策は、まず永田町から、していきませんか?」
総理「予算がないからねえ」
立派な総理のもとでよかった、だから自民党の議員になったのだと
私は思いました。
予算がないのです。
子育て支援に使える予算が。
問題は、うちの子が保育園に入れないという問題ではなく
宮城五区の有権者に怒られるという問題でもなく
「予算がない」という問題です。
選挙期間中、街頭演説で私は皆様にお約束をしました。
「今若者たちは、家計の心配をして、子どもが産みたくても産めない。
子どもにきょうだいをつくってやりたくても諦める。そんな先細りの
生活を余儀なくされています。私は、経済政策に強い自民党の中で
頑張って、若者に仕事、地元に安定した仕事がある国づくりに
取り組みます」
「大久保は、自民党の中で頑張れ!」と応援してくださった方々を思い
我慢しよう。自民党を信じよう!自民党の中でがんばろう!」
決意を新たにいたしました。
ちなみに、議員会館では、うちの子の泣き声や、おもちゃの音で
お騒がせしてしまっているはずなのです。だから先日、会館の部屋
両隣(野田元総理、玄葉元大臣)にお詫びとお願いに行って参りました。
「大変ですね。気にしないでください」
「自民党さんが、保育所を増やしていかなきゃね」
とのお心遣いとエールをいただきました。
たくさん問題はあるし、問題は急には解決できないけれど
辛抱して辛抱して、一つづつ一つづつ
改善してまいりましょう。