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【サッカー】

メッシ 史上初バロンドールV4 驚異の年間91得点

2013年1月9日 紙面から

 【ロンドン原田公樹】国際サッカー連盟(FIFA)は7日、スイスのチューリヒで2012年の世界年間表彰式を開き、男子の最優秀選手(FIFAバロンドール)に、アルゼンチン代表のバルセロナ(スペイン)FWリオネル・メッシ(25)を選んだ。史上初の4年連続となった。昨年、最優秀女子監督に選ばれた、なでしこジャパン(日本女子代表)の佐々木則夫監督(54)は連続受賞を逃した。FIFAと国際プロサッカー選手会の共同選出による世界ベストイレブンは、史上初めて全員がスペインリーグでプレーする選手となった。

 黒地に白い水玉模様が入ったタキシードに蝶ネクタイ。壇上に上がったメッシが「えーっと…」と口を開くと、会場が静かな笑いに包まれた。4年連続の壇上でもスピーチ下手は変わらない。「この賞をもう一度、しかも4年連続で受賞できるなんて信じられない。感動してます」。緊張気味に話した。

 昨年は公式戦で驚異の91得点。往年の名選手、元西ドイツ代表のFWゲルト・ミュラー氏が1972年にマークした年間85得点を40年ぶりに塗り替える堂々たる成績。メッシ本人は「びっくりしている」と受賞に驚きを見せたが、得票率41・60%で、ロナルドらライバルを圧倒した。

 だれもが認める超スーパースターだが、謙虚な気持ちも忘れない。「この賞をバルセロナのチームメート、とりわけアンドレス(イニエスタ)と分かち合いたい。彼と一緒にこの場にいられることは素晴らしい。誇りに思う」とスピーチし、バロンドール最終候補に残っていた同僚のイニエスタをたたえた。

 パパになっての初受賞でもあった。メッシは「家族、友人、そして最後に何よりも、人生で最高に素敵なものを与えてくれた妻と息子に感謝したい」と思いを語った。25歳を迎えた昨年11月に第一子を授かった。私生活も充実したメッシの進化はとまらない。(工藤拓)

 

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