なでしこ佐々木督監は２位

　佐々木監督は２年連続受賞は逃したが、初受賞のスンダーゲ監督の得票率２８・５９％に迫る、２３・８３％と善戦。各国の代表監督と主将の投票では上回っており、記者投票の差で惜しくも２位だった。「この４年間でいいチームができた成果。周りに与えるインパクトが大きかったのかも」と喜んだ。

　なでしこは２月に再編成し、同月末からアルガルベカップを戦う。目指すは、２０１５年女子Ｗ杯カナダ大会での連覇と、２０１６年リオデジャネイロ五輪での初優勝。

　佐々木監督は「もう一度、こういう舞台に立てる選手を育てたい。次の女子ワールドカップ（Ｗ杯）で連覇もしたいし、五輪の金メダルも持っていない。選手と一丸になって取り組みたい」と意欲たっぷりだ。

　ＭＦ澤穂希（ＩＮＡＣ神戸）やＭＦ宮間あや（岡山湯郷）らベテラン勢と若手を融合し新生なでしこを編成する考えで「ヤングな選手も登用しながら、新しいチームに変化させていく。もちろんベテランの澤も宮間も機能すると思う」と語った。