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反捕鯨団体シー・シェパード代表が退く
1月8日 14時32分

反捕鯨団体シー・シェパード代表が退く
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反捕鯨団体「シー・シェパード」は8日、団体の代表でICPO=国際刑事警察機構から国際手配されているポール・ワトソン容疑者が、代表の座から退くことを明らかにしました。

これは「シー・シェパード」が8日に発表したもので、団体の創設者で代表を務めるワトソン容疑者は、代表の座を退くということです。
また、後任については地域別に異なる代表を任命することとし、シー・シェパードのアメリカの代表にマーニー・ゲード氏が、オーストラリアの代表にジェフ・ハンセン氏が就任します。
今回のワトソン容疑者の代表の退任の背景には、先月17日にアメリカの裁判所がシー・シェパード側に対して出した仮処分があります。
仮処分はシー・シェパードが日本の調査船や乗組員を攻撃したり、妨害したりすることを禁止するとともに、公海上ではおよそ460メートル以内に近づかないよう命じています。
仮処分は、ワトソン容疑者を責任者とするシー・シェパードに対して出されたことから、ワトソン容疑者を代表から退かせることで、今後の妨害活動を正当化する目的があるものとみられています。
ただ、ワトソン容疑者は現在も妨害船に搭乗しており、代表は退任したものの今後も調査捕鯨の妨害の先頭に立つものとみられています。

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