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年末年始の交通機関 利用者増える
1月7日 18時47分

年末年始の交通機関 利用者増える
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この年末年始に、帰省や行楽で、空の便や新幹線などを利用した人は、長期の休みが取りやすい曜日の並びとなったことから、いずれも前の年を上回りました。

このうち国内の11の航空会社のまとめによりますと、先月21日から6日までの17日間に国内の空の便を利用した人はおよそ438万人で、前の年を、およそ50万人、率にしておよそ13%上回りました。
また、国際線もおよそ77万人となり、前の年よりおよそ12%増えました。
航空各社は、4日の金曜日を休みにすれば9連休となるため、遠くに出かける人が増えたのではないかとみています。
一方、尖閣諸島を巡る問題で利用者が減った日本と中国を結ぶ路線は、ビジネス客が回復したものの、観光ツアーの団体客は影響が続いていて、期間中、全体としては前の年を僅かに下回りました。
また、JR各社によりますと、先月28日から6日までの10日間に新幹線や特急などを利用した人は1134万人余りで、前の年を、およそ35万人、率にして3%上回りました。
このうちJR中央線の、東京の新宿と、甲府や長野県の松本を結ぶ特急の利用者は前の年より24%増えていて、JR東日本は、中央自動車道の笹子トンネルで起きた事故の影響で、帰省などを、車から列車に切り替えた人が多かったのではないかとみています。
笹子トンネル付近では、先月29日から下り線を使って対面通行が行われていますが、中日本高速道路によりますと、この付近の年末年始の交通量は、1日当たり、平均で2万6400台と、前の年に比べて45%減り、30キロ以上の激しい渋滞はありませんでした。
高速道路会社は、列車に切り替えたり、国道やほかの高速道路を使ってう回した利用者が多かったためとみています。
また、高速道路各社のまとめによりますと、先月26日から6日までの12日間に、30キロ以上の激しい渋滞は前の年より3回多い14回発生し、最も長い渋滞は、今月2日の東名高速道路上り線、神奈川県の大和トンネル付近の57キロでした。

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