病室の窓の外を何かがちらちらと動くので、気になって体を起こしてみてみたら・・・鳩が2羽。
写真のようにジーっと一方を見たまま何十分も動きません。
看護婦さんに聞いてみると、実は隣の病室の窓の下に鳩が巣を作って卵を産んでいたとの事。
病室の患者さんからクレームがでて、先ほど巣と卵を撤去したのだということだったんでです(涙)
一羽は呆然と巣がなくなった箇所を見つめ、もう一羽がせっせと羽をつくろってやるというか・・・
大丈夫か?
大丈夫か??
おれがついているからな!
と勇気付けているように見えます。
長い間、3時間ぐらいでしょうか?
ずっとうろうろしていたのですが、つらい現実を受け入れたというか、巣と卵がなくなった事をやっと受け入れたのか、二羽一緒に空へとびだっていきました。
せっかく頑張って生んだのに・・・本当にかわいそうだけれど、病院だから仕方がないのかな。
次に生むときは、違うところで生むんだよ!!!と願いつつ鳩のつがいとお別れをしました。
あんなに人間ぽい行動をするのだと、悲しいですがとても感動したんです。
次の日は現れなかったので、大丈夫だろうと思っていたら・・・
2日後の朝、また窓の外をうろうろとする影が見えたので、起き上がってみると
口に小枝をくわえて、隣の部屋の窓の下へ移動しているではありませんか!!
よくよく見ると・・・卵ちゃん。
巣は、卵を産むまでには間に合わず、小枝が回りに散乱しているような状態ですが、必死で巣を作るべく往復をしています。
先日、その同じ場所で卵と巣を撤去されたんだからさ・・・
私の部屋の前で生めばいいのに!!とおもいつつ(私はクレームいわないのでね)ひたすら隣の患者さんに気づかれないようにと祈りながら、見守っていました。
巣は完全ではないにせよ、ままが卵を温めています。
よかった~と思ったのもつかの間、またもや撤去のおじさんがやってきて、巣と卵を・・・
窓越しに「その卵、病院の庭先というか木の所とかにおいてやる事はできないですか?上手く親が見つけれたら・・・」
「そうしてやりたいのは山々なんやけど、無理なんだわ~ここ病院やから。」
撃沈。
鳩たちよ。
君たちが賢くなるしかないようだ。
ここに産みにくる以上、孵化はない。どこかいいところを探して元気なひな鳥、そだててくれーーー!!
2度目の撤去。
私の部屋の前で2羽がたたずみ、また巣のあった隣のベランダをじーっと見つめています。
何もしてあげれなくて、本当にごめんね・・・
1 ■鳩ちゃん・・・
切ないけど、鳩ちゃんも人間のような感情があるんだと、人間って知らない事いっぱいですね。
TOMOさんお元気そうで、良かったです♪