調布の女児死亡:給食後死亡、原因の解明急ぐ−−市教育長会見 /東京
毎日新聞 2012年12月22日 地方版
調布市の市立富士見台小学校で20日、5年生の女子児童(11)が給食を食べた後に体調不良を訴え、病院で死亡する事故があり、市教委の海東元治教育長(62)らが21日夜に記者会見し「冥福を心からお祈りする」と述べた。再発防止と原因の解明を急ぐという。
会見に同席した石川浩彦校長(57)によると、給食では粉チーズが混ざったチヂミが提供された。女児はチーズなど乳製品にアレルギーがあったため、校内で別に調理されたチーズ抜きのチヂミを食べた。その後、急性アレルギー反応によるアナフィラキシーショックで死亡したとみられる。女児に提供されたチヂミにチーズが入っていなかったことは調理師に聞き取って確認したという。他の児童のものと混ざらないよう皿などの色も分けていたとしている。
女児がおかわりを希望したとの情報については、「調査中」とした。女児が体調不良を訴えた後は、約5分後に救急車を呼び、石川校長自身が「エピペン」と呼ばれる薬を注射したという。【平林由梨】=一部地域既報
〔都内版〕