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「もんじゅ」研究開発継続も1月8日 20時29分
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下村文部科学大臣は福井県の西川知事と会談し、野田政権が「年限を区切って研究に活用したあと、研究を終了する」と決めた、高速増殖炉「もんじゅ」について、安全の確保に万全を期しながら研究開発を継続する考えを示しました。
この中で福井県の西川知事は、敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」について、「民主党政権が策定した新たなエネルギー政策では、今後どうするのかという位置づけがあいまいだ。世界的にも注目されている研究炉なので、研究成果をしっかり出してほしい」と要請しました。
これに対し、下村文部科学大臣は、「まず安全性の確保が第一で、万全を期すということだと思う。そのために、新たな安全基準への対応や機器の健全性の確認などをしっかりと行うよう、管理に当たっている日本原子力研究開発機構を指導していきたい」と述べました。
そのうえで下村大臣は、「エネルギー政策、原子力政策の検討の中で、本来の『もんじゅ』の趣旨や目的を踏まえて、着実に研究開発を行いたいと考えている」と述べ、安全の確保に万全を期しながら研究開発を継続する考えを示しました。
「もんじゅ」については、野田政権が、去年9月にまとめた新たなエネルギー政策の中で、「年限を区切って研究に活用したあと、研究を終了する」という方針を決めていました。
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