就活に失敗して自殺している人が増えつづけているそうです…。
就活生:「失敗で自殺」4年で増加 NPOが悩み分析へ- 毎日jp(毎日新聞)
落とされた理由がわからない
関連して、若者支援をしている育て上げネットの工藤さんが共感できる提言を行っているのでご紹介。
就活生:「失敗で自殺」4年で増加 NPOが悩み分析へ mainichi.jp/select/news/20… 大学生の話を聞いていて、就活で不採用だった理由を伝えるべきだと思う。何が駄目だったのかフィードバックがないので改善もできないし、不安だけになる。
— 工藤啓さん (@sodateage_kudo) 1月 7, 2013
現在、夏を超えても未内定だった大学四年生らの就職応援をして、何度も不採用をもらうのもつらいが、「なぜ」がわからないことがもっとシンドイと感じている。履歴書作成も面接も、何がNGかわからないから修正しようがない。つまり前に進む気持ちはあっても、推進力となる材料がほとんどない。
— 工藤啓さん (@sodateage_kudo) 1月 7, 2013
この「なぜ」がわからないことすら自己責任の範疇に落とすのは無理がある。サポートする側も理由がわからないからサポートも漠然としたものになりがち。採用人数に枠があるのは仕方がないが、広く募集して選択する一方、選択しなかった学生のフォローがあると、社会的に責任を果たす企業と言えるのでは
— 工藤啓さん (@sodateage_kudo) 1月 7, 2013
僕自身も就活時代、60社以上面接して落とされまくった経験があるので、「なぜがわからない」辛さは肌身で実感しております。もう途中で何をしていいのか、よくわからなくなるんですよね。僕の場合は幸い早めに内定をもらうことができましたが、長期化していたら恐らくうつ病になっていたと思います(実際、就活末期は慢性的な吐き気とヒステリー球に悩まされていました)。
人事担当者への負担が増えることは承知ですが、ひとりの社会人として「なぜあなたが落とされたのか」を説明を提供するのは、まさに「社会的な責任を果たす企業」としての価値ある行動だと思います。
マーケティング的にも、本業と関連の薄いCSRに力をいれるぐらいだったら、こういうところに予算を割いたほうが、のちのち、ブランドイメージの向上にもつながりそうです。なぜ落としたのか」を真摯に説明してくれた企業のことを、人はそう簡単には忘れないはずです。
というか、せっかく能動的に接点を取ってくれた「顧客」なのですから、「お祈り」のひと言で終わらせてしまうのはもったいない話です。一手間かけてカスタマイズされたコミュニケーションを取る価値はあるでしょう。
採用活動に携わる方は、ぜひ「落とした理由」を伝えてみてはいかがでしょうか。無機質な「お祈りメール」にひとこと添えるだけでも違うと思います。
関連記事:
本日は「内定式」—卒業&入社までの半年にやっておくといいこと | ihayato.news
就活解禁。社会人4年目の僕が学生に伝えたい、たったひとつのこと | ihayato.news