大津市で昨年１０月、市立中学２年の男子生徒が自殺した問題で、いじめの実態などを調べる市の第三者調査委員会は１６日、聞き取り調査を年内にほぼ終える方針を決めた。来年１月にも会合を開き、月内に最終報告書を越直美市長に提出する。

　同日の第１０回会合後に記者会見した横山巌弁護士は、聞き取りは継続中とした上で、いじめたとされる同級生や担任教師の調査状況については「回答を控えたい」とした。会合ではこれまでの調査の情報を共有化し、報告書の項目を議論した。【千葉紀和】