- [PR]
スポーツ
【東京五輪招致】チケット平均7700円、高水準ホテル、アクセス…東京の都市力前面に
「東京という都市、日本という国がオリンピック開催にふさわしいということを書き込んだ」。2020年夏季五輪の開催計画を説明する「立候補ファイル」を公表した8日の会見で、東京都の猪瀬直樹知事はこう胸を張った。ファイルでは手頃なチケット価格や世界最高水準の宿泊施設、高い輸送能力を誇る交通インフラを強調、東京の都市力をアピールした。
安価なチケット
「目標はすべてのイベントで会場を満員にすること」。立候補ファイルではこう“宣言”された。チケットの販売価格は平均7700円に設定。チケットの約6割を4400円(50ドル)以下で購入できるようにする。
開会式は2万5千円~15万円。ロンドン五輪の開会式チケット価格は開催年にちなみ20・12ポンド~2012ポンド(約2800円~28万円)だった。
16歳以下は年齢分のポンドとしたロンドン大会にならい、低価格の子供料金を導入する方針。チケットはコンビニでも買えるようにする。
チケット収入はオリンピックで683億円、パラリンピックで40億円。文具や雑貨、食品などのライセンス商品で121億円の販売収入を見込む。
銀座も徒歩圏内
「東京は伝統文化から、最先端のテクノロジーや若者文化、ミシュランの星も世界最多を誇るレストランにいたるまで、世界をリードするトレンドの中心」と語った猪瀬氏。
立候補ファイルでは東京が抱えるホテルについて、「世界的にも最高水準の優れたサービスと設備」と説明。その上で、選手村を置き、大会の中心となる晴海から半径10キロ圏内に約8万7千室、50キロ圏内では14万室を超えるホテルの客室があると強調。東京近郊では半径8キロ圏内に競技会場の85%を配置するという「コンパクトな五輪」の開催計画と合致しているとした。
ファイルにはレストランをはじめとした飲食店や、すしなどの写真を盛り込んだほか、「観光客の間で最も有名で人気の高い銀座も徒歩圏内にあり、文化や食事、ショッピングなどを楽しめる」とPRした。
このニュースの写真
関連ニュース
- [PR]
- [PR]