公開日:2013.01.08
負債総額が原則30億円以上の倒産企業および信用変動企業を掲載。
ソフトウエア興業(株) | [東京] ソフトウェア開発業 |
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弁護士一任 / 負債総額 約180億円
~創業者が脱税容疑で逮捕~
ソフトウエア興業(株)(TSR企業コード:291854133、千代田区神田須田町2-9-2、設立昭和50年8月25日、資本金50億円、岡田雅春社長)は、1月7日付で事後処理を林康司弁護士(TMI総合法律事務所、港区六本木6-10-1、電話03-6438-5511)に一任した。
会社側によると、「12月28日、1月4日と資金ショートを起こした。負債総額は約180億円が見込まれ、このうち約165億円が金融債務。所有不動産売却を進め、任意整理に入る」と説明している。
各種ソフトウエアの開発を行い、大手電機メーカーや通信会社などと取引していた。また、業容拡大に伴い各地に事業所を設置するとともに、関連会社を設立し、ピーク時の平成20年3月期には売上高310億5400万円を計上した。しかし、リーマン・ショックに端を発する急激な景気後退の煽りを受け、システム関連の設備投資が低迷するなどして、平成23年3月期には190億200万円まで落ち込んだ。
また、平成23年6月に関連会社のソフトウエア興業設備(株)(TSR企業コード:320795489、千代田区)が社員寮を建設する際の建設費の水増しや架空外注費などの計上で、法人税約2億3000万円を脱税した容疑で、創業者で実質的なオーナーであった丸山三郎氏が逮捕された。このため、23年8月、別会社に事業を移管し事業立て直しを進めていたが、対外信用も失墜するなどして受注は落ち込み、今回の措置となった。
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