7日夜、JR根室線で釧路行きの特急列車がドアを開けたまま走っていたことがわかり、運輸安全委員会は重大インシデントとして調査を始めました。
ドアを開けたまま走っていたのは、釧路行きの特急「スーパーおおぞら」です。昨夜11時すぎ、JR根室線の浦幌駅を出た直後に、ドアの異常を示すアラームが鳴り、運転士が調べたところ、最後尾の車両のドア1カ所が30センチほど開いているのが見つかりました。乗客37人にけがはありせんでしたが、運輸安全委員会は、「重大インシデント」として、鉄道事故調査官2人を派遣しました。JRは浦幌駅を発車したときに異常はなかったとしていて、運輸安全委員会は、なぜ走行中にドアが開いたのか、車両を調べています。
冷え込みが続く道内ですが、暖房の主力「灯油」の値段が上がっています。石油の元売りメーカーの価格設定が適正ではないとして、北海道生協連が、怒りの会見です。
北海道生協連の前川和広専務理事は「言葉は悪いですけど不当値上げだと思います。儲け過ぎだと思います」と語っています。コープさっぽろなど道内22の生協で作る北海道生協連は、石油元売り会社が円安に伴う価格上昇以上に灯油価格を大幅に値上げしているとして、緊急対策本部を立ち上げました。北海道生協連の前川和広専務理事は「消費者に販売店に負担をかけないように改めて頂きたい」と訴えました。道生協連によると円安の影響で、原油価格は1リットル当たり3.3円ほど値上がりしていますが、灯油の元売り価格はそれを6円も上回っているということです。コープさっぽろ中島則裕常務理事は「原価の販売価格が厳しいのは事実。値上げも模索しなければいけない」と話しています。灯油小売大手のコープさっぽろは、先月、全道一律で灯油価格を4円値上げしたばかりです。札幌は1リットル当たり92円、1月としては2008年以来の高値となっています。市民は「高いね、年金生活者には厳しいなんとかこの値段で踏みとどまってもらいたい」と話しています。道生協連は今後、元売メーカーに直接申し入れるほか、道や消費庁などに指導を求め、価格の適正化につなげたいとしています。
十勝の菓子メーカー「柳月」が設置したメガソーラーが本格稼働です。去年7月にスタートした自然エネルギーで発電した電気の買取制度を利用した取り組みです。
このメガソーラーは音更町の柳月本社近くの工業団地に6675枚のパネルを設置し、一般家庭375世帯分にあたる年間135万キロワットの発電が可能です。竣工式で田村昇社長が発電開始のスイッチを押すと、太陽光で作られた電気でテレビの画面が点灯しました。当初は電力会社に電気を販売しますが、将来的には自社工場向けの発電に切り替えたいとしています。田村社長は「十勝の原材料でお菓子作りをしてエネルギーも十勝の太陽光パネルで発電できたのは私の想いがかなった1日です」と話していました。
年も明けたばかりですが本格的な受験シーズンの到来です。函館ラ・サール中学校では新春の道内でトップを切って入学試験が8日行われました。
午前8時すぎには受験する小学生が保護者に付き添われて次々と到着しました。函館ラ・サール中学校は8日、東京や大阪をはじめ札幌など全国5か所で入学試験を実施していて、函館の本校舎会場には市内と近郊から47人が出願しています。受験科目は国語、算数、理科、社会の4科目で、前期試験では定員60人に対し全国で1117人が出願しています。道内の私立中学校14校では去年のうちに終了した学校を除き9日から11日までが入学試験のピークとなります。
8日朝は全道的に厳しい寒さとなり、道北の枝幸町では今シーズンの最低気温を更新しました。
8日朝は枝幸町歌登で今シーズン最低のマイナス30.5度を記録したほか、札幌でも、マイナス10.6度まで冷え込みました。各地で日中も氷点下の気温が続く真冬日が予想されています。札幌で元日から8日続けての真冬日となれば1985年以来の連続記録です。この寒さは今週一杯続く見通しです。
札幌の円山動物園では冬休み中の小学生たちが一日飼育係を体験しました。
一日飼育係を体験したのは抽選で選ばれた札幌市内の小学4年生から6年生の12人です。子どもたちは飼育員に教わりながら動物たちのエサの準備をしたり檻の中の掃除などを体験しました。普段は檻やガラス越しに眺めていた動物たちと間近に触れ合った子どもたちは、動物の世話をする苦労を実感していました。
7日夜、室蘭市内のコンビニエンスストアに刃物を持った男が押し入りました。店員が抵抗したため、男は何も取らずに逃げています。
7日午後7時前、室蘭市幸町2丁目のサンクス室蘭幸町店に、刃物をもった男が押し入り、「金を出せ、あるんだろ」とレジにいた女性店員を脅しました。女性店員が両手で男の手を押さえたところ、店に客が入ってきたため、男は何も取らずに逃げました。女性店員と客にケガはありませんでした。逃げた男は、50歳から60歳くらいで、身長160センチから170センチ、ベージュのダウンジャケットに水色のデニムパンツをはいていました。その後、付近を警戒中の警察官が犯人とよく似た男を見つけ、事情を聴いています。