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環境副大臣 焼却灰処分地巡り市長と会談1月4日 17時43分
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環境省の井上副大臣は、放射性物質を含む焼却灰などを埋め立てる最終処分場の候補地となっている茨城県高萩市と栃木県矢板市を就任後初めて訪問し、それぞれの市長から候補地の白紙撤回を求められたのに対し、選定の過程を検証するなどしたうえで、今後の対応を検討する考えを示しました。
放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8000ベクレルを超える焼却灰などを埋め立てる最終処分場の候補地として、環境省は去年9月、茨城県では高萩市を、栃木県では矢板市をそれぞれ提示しました。
これに対し、地元から計画に反対する声が相次ぐなか、環境省の井上副大臣と秋野政務官が、就任後初めてそれぞれの市長と会談しました。
このうち高萩市では、草間市長が候補地の白紙撤回を強く求めたのに対し、井上副大臣は、前の政権時に高萩市が選定された過程などを検証するとともに、近く現地を視察したうえで今後の対応を検討する考えを示しました。
また、矢板市でも遠藤市長が候補地をゼロから見直すよう求めたのに対し、井上副大臣は、住民の意見も聞いたうえで対応を検討する意向を示しました。
井上副大臣は会談後、現時点では候補地の白紙撤回はしない考えを示したうえで、「仮置きしている廃棄物をなんとかしなくてはならない。その一方で、最終処分場の立地は嫌だという相反する要請があり、難しいが早く解決策を見いだしていきたい」と述べました。
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