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歌手の岡本敦郎さん死去1月7日 19時4分
「高原列車は行く」や「白い花の咲く頃」など、明るく伸びのある歌声で知られた歌手の岡本敦郎さんが先月、脳梗塞のため、東京都内の病院で亡くなりました。
88歳でした。
岡本さんは、北海道の小樽市出身。昭和21年に、武蔵野音楽学校、今の武蔵野音楽大学を卒業後、NHKのラジオで放送された曲「朝はどこから」でデビューしました。明るい響きと伸びのある歌声で知られ、昭和20年代に「高原列車は行く」や「白い花の咲く頃」、「あこがれの郵便馬車」などのヒット曲を次々に出して、青春・叙情歌謡の代名詞的存在として一世をふうびしました。
NHKの紅白歌合戦にも昭和27年以降、合わせて7回出場しました。
中でも昭和29年に発表した「高原列車は行く」は長く親しまれ、歌の舞台が福島県だったこともあり、東日本大震災のあとも被災地などでたびたび聴かれました。
また、岡本さんは昭和55年から昭和59年まで日本歌手協会の理事長を務めるなど、後進の指導にも当たってきました。
岡本さんは、3年前にNHKの歌番組に出演し、衰えない美声を披露するなど活動を続けていましたが、先月28日に脳梗塞のため東京都内の病院で亡くなったということです。
葬儀は近親者で済ませていて、お別れ会などの予定は決まっていないということです。
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