「110番の日」(10日)を前に、岡山県警は7日、2012年の110番受理状況を発表した。総数は18万4189件(前年比263件減)。1日平均503件の計算で、2分52秒に1回の割合となる。交通相談やいたずら、「部屋にゴキブリが出た」といった緊急性のない通報が半数近くを占めており、県警は正しい利用を呼び掛けている。
県警通信指令課によると、通報を受け警察官が出動したのは9万8025件(53・2%)。内訳は交通事故5万4839件、けんか7144件、刑法犯5192件―など。
一方、緊急性のない通報は、前年より2536件減ったものの依然後を絶たず、全体の46・8%(8万6164件)を占めた。内訳は運転免許証の更新や道案内を尋ねるものなど4万8305件▽無言1万5967件▽いたずら1万2804件▽間違い5168件―などと続いた。
中には「玄関先にヘビが出たので見に来てほしい」「岡山から広島までの高速道路料金はいくらか」といった内容や、酒に酔って「最近の警察はしっかりしていない」と苦言を呈する人もいたという。
(2013/1/7 14:03)