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女児死亡 アレルギーのチーズ入り誤って渡す
1月8日 18時6分

女児死亡 アレルギーのチーズ入り誤って渡す
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先月、東京・調布市の小学校で、チーズなどにアレルギーのある5年生の女子児童が給食を食べたあとに死亡した問題で、担任の男性教諭がおかわりを求めた女子児童にチーズの入った料理を誤って手渡していたことが分かりました。市の教育委員会は、女子児童の保護者に経緯を説明し、謝罪したということです。

先月20日、東京・調布市の富士見台小学校でチーズなどの乳製品にアレルギーのある5年生の女子児童が給食を食べたあとに気分が悪くなり、アレルギーによって引き起こされる「アナフィラキシーショック」の疑いで死亡しました。市の教育委員会は女子児童が死亡した経緯について調査を進め、8日に記者会見を開いて調査結果を明らかにしました。
それによりますと、その日の給食にはチヂミが出されていましたが、女子児童は、まずチーズの入っていない自分専用のチヂミを食べたあと、チヂミのおかわりを求めました。
その際に29歳の担任の男性教諭が、アレルギーのないほかの児童が食べるチーズの入ったチヂミを誤って手渡したということです。この小学校では、アレルギーのある児童が給食をおかわりする際、担任の教諭がアレルギーの食品があるかどうかを献立表でチェックする決まりになっていますが、担任の教諭はこの確認を怠っていたということです。
市の教育委員会や小学校は、女子児童の保護者に経緯を説明して謝罪したということで、調布市教育委員会の海東元治教育長は会見で、「女子児童のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の皆様に心よりおわびとお悔やみを申し上げます」と述べました。
市の教育委員会は、今月中にも医師や弁護士などで構成する検証委員会を設けて、再発防止策を検討することにしています。

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