宮城のニュース

イオンタウンと住友不動産が「あすと長町」用地取得 仙台

 イオングループの商業施設開発イオンタウン(千葉市)と住友不動産が仙台市太白区の大規模再開発地「あすと長町」内の用地を取得したことが25日、分かった。商業施設や分譲マンションを建設する方向。あすと長町ではスーパーの立地や計画が相次いでおり、流通関連の激戦区になりそうだ。

 用地はJR長町駅東側の2カ所。21日にあった都市再生機構の入札で、イオンタウンが1カ所(約1万5000平方メートル)を約30億8000万円で、イオンタウンと住友不動産の共同企業体(JV)がもう1カ所(約1万2700平方メートル)を約19億2000万円で、それぞれ落札した。
 イオンタウンによると、同社の既存施設の敷地面積との比較では、取得用地は中規模程度。総合企画部は「商業施設とするが、具体的な計画を話せる段階にない」としている。
 住友不動産も「分譲マンションの建設を予定しているが、建設時期や分譲戸数は決まっていない」と説明している。
 あすと長町ではヨークベニマルを核店舗とするヨークタウンが2009年に開業。ヤマザワもことし6月、用地を取得した。
 流通関連ではスポーツ用品のゼビオ(郡山市)がことし4月に大型店をオープンさせ、スウェーデン家具大手イケアグループも6月に用地を取得している。
 イオンタウン進出について、現地の開発計画に携わる流通関係者は「相乗効果が期待できるものの、スーパー関連を中心に消費者獲得の激戦区になる」と話す。


2012年12月26日水曜日


Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS