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2013年1月7日(月) 19:14 |
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金山寺の火事教訓に防火査察実施
先月、国の重要文化財が焼失したことをうけて、今年は時期を早めての実施です。 文化財を火事などの災害から守ろうと毎年行われている防火査察が、岡山市で7日から始まりました。
査察が行われたのは、岡山市南区にある清泰院です。 岡山市南消防署の署員らが、消火器や感知器などの設備に異常がないかを調べていきました。 この防火査察は毎年1月下旬に実施されていますが、先月24日に岡山市北区の金山寺で国の重要文化財の本堂が全焼した火事を受けて、今年は時期を早めてはじめました。 清泰院は、岡山城主・池田忠継の木像や位牌などが安置されている廟と池田忠雄の墓が、それぞれ県と市の重要文化財に指定されています。 文化財を傷つけない構造の特殊な感知器や報知器は、施設が文化財に指定されたときに寺が設置しました。 7日の査察で問題はみられませんでした。 しかし、火災報知機などが設置されていても、寺が無人のときなどには火災の発見が遅れる恐れがあるといいます。 受け継がれてきた文化財を災害から守るために行われている防火査察です。 岡山市消防局は査察で市内32か所の文化財をチェックするほか、消防訓練も実施することにしています。
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