年末からの寒波でうっすらと雪が残る阿蘇山の草千里は4日、好天に恵まれて観光客で大にぎわい。池に張った氷の上ではスケートやソリ遊びなどを楽しむ姿が見られた。
厚さ数センチの氷が張った池でスケートを楽しむ平下あかりさん=阿蘇市の草千里
草千里にある直径約150メートルの池は連日の冷え込みで、昨年12月25日ごろから厚さ数センチの氷で覆われて天然のスケートリンクに。太陽の光を受けて銀色に輝いた。
観光客らは氷の上を歩いたりしていたが、熊本市から家族と訪れた御幸小4年の平下あかりさんは自分のスケート靴で滑走。たまたま靴を持っていたそうで、「フィギュアを習っているけど練習リンクより広く景色も抜群です」と笑顔だった。
草千里前にある阿蘇火山博物館の溝口千花総務課長(48)は「氷上をゆっくり歩く人は見かけますが、自前のシューズで滑る人は初めてですね」と話した。(佐藤大樹)
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