近所で開催されるオーケストラのコンサートをちょくちょく聴きに行くのですが、今年はこの曲がよく演奏されております。
これは、今年は今年はショパン生誕200周年ということでショパンが好まれるのでしょう。しかし、ショパンはピアノの人でありオーケストラに出番のある曲となると協奏曲になります。ショパンの作曲した協奏曲はわずか2曲であり、その中でも有名なのは1番なのでこの曲ばかり選ばれるのはある意味必然であるといえます。もう一つ選ばれる理由が考えられまして、「のだめカンタービレ」においてのだめのデビュー曲がまさにこれなのです。ひょっとしたらこちらの方が影響が大きいかもしれません。
この曲ですが、第1楽章副主題が都はるみの「北の宿から」とそっくりであるという話が有名であり、wikiペディアにはこのことの言及があったりします。まあ、似ているとは言っても上海万博のPR曲ほどではありませんが。ともかく、この曲が日本人に受け入れられていることの説明にはなりそうです。
ちなみに「北の宿から」に似ていると言えば、「京都愛染蔵」のCMソングと、「ガッチャマンの歌」です。
「京都嵯峨野に吹く風は~♪」「空の彼方に踊る影~♪」
はい、メロディーが北の宿からの出だしそのまんまですね。もっとも、こちらはすべて作曲者が小林亜星氏なので、盗作ではありません。
さて、ショパンピアノ協奏曲1番ですが、実際の演奏を聴くと、ピアニストが曲に振り回されております。ピアニストにとっては難曲なのですね。しかしCDではそのようなことに気づかされません。CDの場合はピアニストが超一流だったり、リテイクが可能だったりするので、より理想に近い演奏だと思われますが、つまり、ピアニストには難曲を難曲と感じさせないようにさらっと弾くことが要求されているということですね。この曲については生演奏よりもCDで聴いた方が幸せになれるかもしれません。
のだめカン
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