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【スポーツ】

DeNA陸上部で駅伝復帰

2013年1月8日 紙面から

 経営合理化のため本年度末での廃部が決まっているエスビー食品陸上部の受け入れ先が、ソーシャルゲーム(交流ゲーム)大手で2011年にプロ野球の横浜ベイスターズを買収したディー・エヌ・エー(DeNA)に決まったことが7日、明らかになった。選手、スタッフ全12人での移籍で、これを機にこれまで参戦を見送っていた駅伝にも復帰する。

 かつて全日本実業団駅伝で4連覇を果たした名門が、新しいユニホームでよみがえる。同部関係者は「駅伝への復帰は合意している」と、早ければ今秋に行われる東日本実業団駅伝に参戦し、来年1月の全日本出場を目指すことを示唆した。最近は個人種目を重視する方針のため、駅伝は00年の全日本実業団を最後に出場が途絶えていたが、新チームとして再び駅伝も目指す。

 かつての駅伝黄金期復活も可能なメンバーは、既にそろっている。北京五輪代表の竹沢健介(26)やベルリン世界選手権代表の上野裕一郎(27)、ロンドン五輪1万メートル5位入賞のビダン・カロキ(22)らビッグネームがズラリ。「ほとんどが箱根駅伝などビッグ大会経験者で走力は問題ない」と関係者は自信たっぷり。いきなり上位、優勝争いも不可能ではない。

 唯一のネックは、最低7人が必要なメンバーが現時点では6人しかいないこと。それでも「出遅れ感はあるが、これから急いで勧誘に動く」(同関係者)と、人数不足のハンディにも立ち向かう覚悟はできている。

 活動拠点はDeNA本社(東京都渋谷区)に近い代々木公園と神宮外苑が中心で、エスビー食品の瀬古利彦スポーツ推進局長(56、写真)らが現役時代に汗を流した場所。昨年8月の廃部決定時にエスビー魂の継承を誓っていた瀬古氏が、総監督として第2の黄金期を目指す。

 

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