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【大相撲】

横綱審議委員長が日馬富士にクギ

2013年1月8日 紙面から

横綱審議委員会の稽古総見で激しくぶつかりあう日馬富士(左)と白鵬=両国国技館の相撲教習所で

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 初場所(13日初日、東京・両国国技館)の横綱審議委員による稽古総見が7日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、横審の鶴田卓彦委員長は横綱日馬富士(28)=伊勢ケ浜=が先場所に続き成績不振に終わった場合、横審として「激励」を出すと語った。

 横審の内規には「休場が多い場合」「横綱としての体面を汚す場合」「横綱として非常に不成績であり、その位に堪えないと認めた場合」について、出席委員の3分の2以上の決議により「激励・注意・引退勧告等をなす」と定められている。

 日馬富士は九州場所で新横綱としてワーストの9勝6敗に終わった。総見を見守った鶴田委員長は「最低でも10勝。9勝6敗はいかんよ。(初場所も成績不振なら)ひと言ふた言、言わなきゃいかんだろう」と話した。10勝に届かなかった場合は「激励だ」という。個人的見解だけでなく「横審としても言う」としており、正式に本人へ通達することになる。

 ただ、今場所の日馬富士には期待もかける。「(白鵬とともに)2人の横綱が頑張ってくれて、千秋楽に両横綱が決定戦をすれば盛り上がるだろう。(稽古では)互角という感じ」と高評価。異例の通達を避けられるのか。日馬富士は勝負の横綱2場所目に挑む。 (岸本隆)

 

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