ヤクルトは7日、昨秋ドラフトで獲得した7選手が、埼玉県戸田市のスワローズ戸田寮にそろって入寮。ドラフト2位で即戦力の期待がかかる右腕・小川泰弘投手(22)=創価大=は、初日の出に「ヤクルトに必要な存在になって、絶対優勝するぞ!」と誓ったことを明かした。
小川の実家は、愛知県の渥美半島にある田原市。家から徒歩5分ほどにある赤羽根海岸は、初日の出の名所であると同時に、小川が子どものころから走り込んできたトレーニング場所でもある。砂浜を走ることで鍛えた強靱(きょうじん)な下半身が、往年のメジャーリーガー、ノーラン・ライアンをまねた豪快な投球フォームを支えている。年末年始も時間があれば4、5キロ砂浜を走ってプロ入りに備えてきた。
高校(成章高)時代、中日のドラフト1位・福谷とは愛知県選抜で一緒にプレーした仲。2人のプロ入りで計画された同期会は日程が合わず先送りになったが、プロで対戦することになれば、また交流も復活するだろう。「いよいよ戦いが始まるな、という緊張感がある」と、武者震いしてプロの第一歩を踏み出した。 (竹村和佳子)
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