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スポーツ

紅白越えも遂げた大晦日の格闘技がテレビから姿を消した理由

2012.12.31 07:00

 大晦日のテレビ番組といえば、NHKの紅白歌合戦を中心に、民放各局はそれぞれ工夫をこらしている。今年は、日本テレビが「絶対に笑ってはいけない熱血教師24時!」、フジテレビ「アイアンシェフ大晦日生決戦SP」、TBSではビートたけしが総合司会をつとめる「大晦日スポーツ祭り! KYOKUGEN 2012」、テレビ朝日は深夜番組「お願い! ランキング」の特番、テレビ東京はボクシング内山高志選手のWBA世界S・フェザー級王座統一戦など三つの世界戦を放送する。

 いまや大晦日のテレビ欄はバラエティ番組が中心だが、つい数年前までは、豪華な対戦カードがそろった格闘技観戦がお茶の間で楽しめる日だった。中継数がピークだった2003年には、日本テレビで「INOKI BOM-BA-YE(猪木祭り)」、フジテレビで「PRIDE 男祭り 2003」、TBSの「K-1 PREMIUM 2003 Dynamite!!」と3局が格闘技を放映していた。

 そのうち、TBSで放送された曙のデビュー戦は、瞬間視聴率が紅白歌合戦を4分間上回る史上初の快挙を成し遂げた。2004年の正月は、曙の巨体がリングに倒れた光景について語り合った人も多いだろう。

 ところが、2010年の大晦日にTBSが「Dynamite!!」を放映したのを最後に、いまや大晦日に総合格闘技を地上波で見ることはできなくなっている。

 振り返ると、民放3局で総合格闘技を放映した2003年には、格闘技業界の足もとはぐらつき始めていた。

 当時、PRIDE王者だったヒョードルなど有名選手の出場をめぐって、猪木祭りとPRIDEは対立していた。2003年始めにPRIDEを運営していたDSEの森下直人社長が亡くなり、K-1を立ち上げ格闘技プロデューサーとして手腕を振るっていた石井和義氏が2月に法人税法違反容疑で逮捕されて表舞台から退いていたため、格闘技業界が流動化し始めていたことも対立に拍車をかけていた。

 魅力的な対戦カードを組めないまま猪木祭りは2003年12月31日を迎えた。大会運営自体が混乱を極めており、試合の開始と終了を知らせる“ゴング”がないことに気づいて、直前に慌てて近くのボクシングジムへ借りに行くほどだったという。その結果、裏番組で曙がデビュー戦で紅白超えを遂げたにもかかわらず、猪木祭りは5%しか視聴率を獲得できずに終わった。

 それから数年、猪木祭りの主催会社を中心として、選手のファイトマネー不払いや、放映した日本テレビとの契約をめぐる複数の訴訟が続いた。まだ訴訟が終わらぬ2006年2月には、PRIDE王者だったヒョードルの出場調整に便宜をはかったと、猪木祭り主催会社社長から約2億円を脅し取ろうとした恐喝未遂で指定暴力団山口組系暴力団幹部ら3人が逮捕される事件も起きた。

 同じ年の6月、フジテレビがPRIDEを運営するDSEとの放映契約を解除したことで総合格闘技は業界として縮小せざるをえなくなった。資金繰りが苦しくなったPRIDEが、翌2007年に米国のUFCに買収され、活動を停止したのだ。

 なぜ、フジテレビはPRIDEとの契約を解除したのか。

「フジテレビは理由を明言しませんでしたが、暴力団排除条例が各地で制定されるなか、会社としてコンプライアンスを無視できなかったのでしょう。週刊誌報道だけでなく、関連で逮捕者が出るようでは、東京都が新しく制定する条例に違反する可能性があった」(業界関係者)

 その後、魔裟斗と山本KID徳郁の試合で視聴率20.1%を記録するなど、唯一、大晦日の格闘技中継を続けてきたTBSも、2010年の視聴率が10%を下回ったのをきっかけに、総合格闘技中継から撤退した。

 総合格闘技はブームが去って、消滅したのだろうか? いや、地上波でのテレビ中継はないものの、大晦日の格闘技興業は今年も健在だ。

 ひとつは「DREAM.18 & GLORY4~大晦日 SPECIAL 2012」(さいたまスーパーアリーナ)。シュルトやアーツ、バンナなどK-1で活躍したスター選手たちや、桜井速人や青木真也ら総合格闘技の強豪がそろう。もうひとつは「INOKI BOM-BA-YE(猪木祭)2012」(両国国技館)。柔道金メダリストの石井慧や小川直也、ボブ・サップらが登場する、大晦日にふさわしい賑やかな顔ぶれだ。

 もう一度、巨大メジャーになる可能性を見せている総合格闘技の様子をみると、格闘技ファンであると公言していた広告代理店関係者が、格闘技がビジネスになりづらい理由について「少し気に入らないことがあると、プロモーターやマネージャーらが、普通の人からは“恫喝”としかとれないような態度をとる。いくら情熱があっても、面倒ばかりを起こす案件を仕事にはできないですよ」とこぼしていたのが思い出される。

 過去の反省を生かして、総合格闘技が再び、日本中の人を楽しませる日が来て欲しい。


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