【連載:熱き疾走(4)】東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞・敢闘賞を初授賞したアブドーラ小林(36)が「脱イロモノ」を誓った。BJW認定デスマッチヘビー級王座最多防衛記録V7を樹立した流血マシンは、新たなステージに向かう。
――選考会の日は落ち着かなかったのでは
小林:学校の合格発表を待つような気持ちでしたよ。春先から「MVPを取る」って言ってたけど、周りは「また小林が変なこと言ってるよ」みたいな感じで。自分で自分の首を絞めてたから、連絡をもらった時もウソだと思ったよ。
――実感はない
小林:2011年は関本と岡林(最優秀タッグ賞)のお付きで授賞式に行って、あの壇上に俺が上がると思うと…実感ないですね。多少チヤホヤされたいねえ。
――今日はなぜここに
小林:授賞式(1月7日)のための衣装を作りに。東スポ大賞を取ったということは一流レスラーの仲間入りしたってこと。俺にとっては授賞式も戦いですよ。授賞式内のMVPを目指しますよ! 目立ちたい。
――よく分からないが、年内タイトルマッチの試合形式もすべて変えた。大量の血を流して大変な一年でしたね
小林:実は貧血だったんですよ。オフの日は昼に起きて4~5時間、ボ~ッとしてる。春先に会社の検査を受けたら赤血球が少ないと。6月に自分で病院に行っても貧血と言われて…。
――それだけ血を流すなら献血すれば
小林:行ったんですよ、献血! 献血に行ったら飲み物は無料だし。でも「肝臓の調子が悪いですね。献血する前に病院に行った方がいいですよ」って言われました。
――それは単なる自堕落生活のせいだ
小林:俺が練習しないのは試合に集中するため、メリハリをつけるためですよ。スクワットを1000回やったら試合に支障が出るよ。7回防衛、よくやったと思う。地方、商店街プロレスとか年間120試合以上、よくやったよ。お客さんだって、ダンベル持って鍛えてる俺になんか期待してない。
――今後に変化は
小林:授賞式を最後にイロモノから脱却しないといけない。年間最優秀賞(MVP)を取れるような選手になりたい。
――意味不明な特訓は
小林:優秀な人間と認められる、ちゃんとした特訓をしたい。山にこもって片眉をそるとか。
――式では技をパクリまくったオカダ・カズチカや棚橋弘至とも対面しますね
小林:レインメーカー式裏拳とかレインメーカー式スリングブレイドか。気づいてなきゃいいんだけど、気まずいな…。
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