しばらくひとり勝手に謹慎しておりましたハンドブック翻訳ですが、
また少しずつ再開してのせていこうと思います。(ただの拙い意訳ですがー)
順序がいつもバラバラで、興味のあるところだけしかなくてすみません。
今日は、ずっと前に換羽についての部分をのせましたので
(→◆マメルリハの換羽について)
そのつづきで残りの部分、羽繕いについて になります。
短いですが、どうぞ。
chapter.8
【Glooming the Parrotlet】抜粋
◆羽繕いについて
全ての鳥はいつもせっせと羽繕いにいそしみます。
身づくろいにより、羽は常に最高の状態にキープされます。
鳥が羽繕いをするときには、尾羽の付け根にある尾脂腺から出る
水をはじき、羽をなめらかにするオイルを使います。
嘴の届かない頭、顔、首のあたりは
鳥たちは自分で羽繕いすることができません。
野生ではつがいの場合は相手がそこを羽つくろいしてくれ、
ひとり身の場合は岩山の瓦礫などを使って、羽の健康をうながす手入れをします。
このグルーミングしあう行為は、ただ互いをキレイに整えるだけでなく、
相手との絆をより深めるための行動となります。
そもそも羽は樹脂シートのような羽鞘に包まれて生えてきます。
それが体に出現すると、鳥たちはとても痒く、気持ち悪く感じます。
一羽飼いのマメルリハは、このピンフェザーと呼ばれる
羽鞘をほぐしてくれる相手がいません。
そこで、それをほぐして取り去ってあげることは飼い主の役目になります。
親指と人差し指を優しく使って、両側から軸に向かって、
鞘を壊して、取り去ってあげましょう。
これはマメルリハを快適な状態にしてあげるだけでなく、
飼い主とマメルリハの絆をより強くする効果があります。
マメルリハはお返しとして、飼い主の髪の毛や着ているシャツ、
眉毛などに「羽繕い」をしてくれるでしょう。
もし羽鞘をうまく指で取り去ってあげることができない場合は、
古い歯ブラシを使って、羽の目にそって優しくそっとこすってみてください。
その方法は鞘をうまく取り去るだけでなく、相手が触られると痛いような
柔らかい部分をつまんでしまうことを防ぐことができます。
頻繁に水浴びを好むマメルリハは、羽が生まれ変わる頻度が高く、
ピンフェザー(羽鞘)の出現率が高いです。
嘴と目のまわりの細かいところの羽つくろいには、
マジックテープのフック面を使うと、とてもいいです。
額、ほほ、および首のまわりに小さい円を描きながら、
そっと摩擦してあげるとよいでしょう。
以上です。マジックテープには驚きましたー。
フック面とループ面のうちのフック面のほうで擦るといいそうなんですが、
確かフック面というのは、荒くてザラザラしてるほうだと思います。
毛が密集している柔らかいほうがループ面でしたよね。
この羽繕いのページについては、マメルリハだけでなく、
他のインコさんでもあてはまるんじゃないかな と思います。
やわらかーい、ふるーい歯ブラシがたとえあろうとも、
なんかそれを向けるだけでえらい怒られそうな気がするので
やってみたことが実際ないのですが、
なんか気持ち良さそうな感じはします。ぜひ一度やってみてくださいね。
私は最近よく爪を使います。前はそっと優しく指でしてましたけど、
爪の先端で頬や頭をかりー かりーっと線を書くように掻いてあげたりすると、
すごく気持ち良さそうなのです。
この太い指の腹よりよほど具合がいいのでしょう(笑)
確かに嘴の先端は硬くて細くて爪の感触に似てますもんね。
鞘に関しては指の腹ではさんで、ねじって壊してたんですが、
親指と人差し指の爪同志の先端でつまんであげると、
これまた指の腹よりずっと気持ちよさそうにしてくれます。
でもこれはかなり難しい技術(大げさ)になりますので、
やってるこっちが「いーっ!」っとなりますから、
結局絆はあまり深まらないのが本音です、イラっとくるわっ。
オカメインコの顔ごともみこむときも、ほとんど指は使わず、爪をたてて、
カキカキもみこみします。アイアンクローならぬビーククロー。
嘴の硬さに似せた爪はなかなか使えるので、
最近あんまり深爪はしなくなりました。
皆さんも色んなカキカキがあると思います。
でも絆が深まるっていうのがいいですよね。
どちらかというと、あの白い鞘がクラッシュする瞬間が楽しくて、
つい、やりたくてやってたカキカキですが、
それが愛情の確認行為だったり、絆を深める行為だったりするということで、
さらに、相手が眉毛やまつげをこしょこしょしてくれるのは、
ちゃんとお返しだったってこと、愛を示していてくれたということ、
そのことがわかったときは嬉しかったです。
睫とか、動いて気になるからハミハミしてたわけじゃないんですね、
鳥さんたちはちゃんと愛をくれてたんですね。
私が小鳥を好きな理由のひとつに、鳥さんが優しいということがあります。
それはただ見てるだけのことなんですが、鳥たちを見ていると、
隣にいる子や、突然仲間に加わった子などに近づいていって、
羽つくろいしてあげたり、気にしてそばにきてあげたりする子がいます。
そして、優しく羽つくろいし合う姿は、見ているだけで優しくて、
これは鳥さん飼いの特有の幸せなのではないかと思うことがあります。
グルーミングしあうペットを見ることがほかにあまりないからです。
犬なら片方が濡れていたら、
一生懸命なめて乾かしてあげたりするのかもしれませんが、
猫はあまりないような。魚もないし、爬虫類も虫もないし、
ハムスターも互いに何かすることはないような。
猿ならノミ取りあいをするのかな。
人間にもしてくれるみたいですよね、サル山とかの映像見てると。
でも、ずっとウサギの頭を毎日なでてきましたが、
一度たりともなでてもらい返したことはないし、
犬にぺろぺろされることはあっても、
優しくなでられたことはやっぱりないかも。
でも鳥さんは人間にもそれを恐れなくやってのけてくれるし、
つがいだけでなく、セキセイなら群れの鳥誰にでもフレンドリーにむかっていくし、
マメには、愛するひと相手ならやってあげる側ばっかりでも
全然苦にしない尽くし屋さんがいたり と、コミュニケーションにあふれてる。
そしてそれを見てるだけで、なんか幸せな気分になるんですよね。
鳥さんは相手のことを考えて行動する基本を持ってて、
拗ねてみたり、やり方がきついと怒ってみたり、感情が豊か。
その素晴らしさが羽繕いにぎゅっと凝縮されている気がして、
私はとても羽繕いを見ているのが好きです、参加させてもらうのも好き。
こんな大きな人間相手に、ちゃんとお返ししようとしてくれる優しさが好き。
見かけで判断しない、心で相手を仲間だと認めてくれる懐の広さが好き。
そんな鳥たちに、今日もメロメロで、指が疲れるまでほぐほぐしては、
「んもう、痛いわよ!」って、くわっ と怒られるS子なのでした。
最後は必ず怒られるんですけどー・・・。でもいっか、逃げるんじゃなくて、
怒ってみせてくれるのも、絆があればこそですよね。
The Parrotlet Handbook (Barron\'s Pet Handbooks) (2009/03) Sandee L. Molenda 商品詳細を見る |
※この本は上記の内容を参考にしています。
ブログランキングに参加しています。1日1回はポチしてね"p(-ω-〃) イジイジ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
どちらかおひとつだけでも・・・
★コメントや質問はコメント欄や
カテゴリー欄「メールBOX」で受け付けまっす
リンク切れや画像が見えないなどありましたら教えて下さい
- 関連記事
- 新聞紙の誘惑
- アメリカンイエロー女子
- マメルリハの羽繕いについて
- パパの想い 必ず
- マメルリハの換羽について
どん引きクラスのおっそいレスでごめんなさい。
小鳥さんはほんとに助け合って、コミュニケーション欠かさない動物ですよねー。
仲良くしているのを見ているだけで癒される なんてことがあるとは、
思わずにおりました、でも今は、
ちょっとしたことに感動をつめこんでいる鳥さんの仕草に、
一喜一憂。可愛いですよね、鳥さんはやっぱり人間にとって身近に感じる、
愛情深い生き物だと思います。
国宝に指定したらいいと思います。
せめて京都市文化財指定でも・・!!
つくつくのコミュニケーション、すごくうまくいってるのですねー。
私の記事よりも、実践例のほうがはるかにみなさんの力になると思います。
私も頑張って翻訳しなくっちゃ。
はい、ソフトもハードも元気にならないと、
他の子を元気にできないという考えにいたり、
恥ずかしながら復活してまいりました。
これからまたもりもり更新がんばりますので、
ぜひぜひ見に来てくださいねー。
1日も早く体調が戻りますように!
ハルちゃんが毎日私にカキカキをせがんで、私の鼻や髪をハミハミしてくれます。
マメズはいつか出来るのか出来ないのか…(笑)
でも手乗り度が復活したのでとても嬉しいです(^^
ご心配をお掛け致しました。
ちなみに猫は親子でグルーミングしあいますよ~。私が飼っていたファミリーは父猫が娘を溺愛していて嫌がる娘を羽交い絞めにして顔を舐めまくっていました(^^;;
出産直後は父猫も子育てを手伝っていて、夜に母猫が人間と遊んでいる間、父猫が産箱に入って、子猫たちを舐めまくっていました。加減の分からない父猫、子猫が転がりまくっていて笑えましたが、愛情の深さを感じました。
早く元気なS子さんが復活しますように!
うちのチビたちも京都のお母さんが元気になるように祈っていますよ(^^
縁あり小桜インコ飼い始め約1ヶ月ですなかなか完全に一人餌に切り替わらず心配ですが…
完全に鳥中心の生活に少し落ち着きまたまめにブログ拝見させて頂いてます
ブログの更新楽しみにしてます
どうされたのでしょうか体調不良ですか心配してます。
リランちゃんが見たいなぁ~
オカメインコ飼いたいなぁ~
このおかしいくらいの暑さに、もしかして体調を崩されているのでは?
もしそうなら、なるべくゆっくり身体を休めて下さいね。
(と言っても、お仕事も鳥さんのお世話も休めないかな、とは思うのですが^^;)
茹るような暑さ、参ります・・・。
肩に止まって私の相手をしてくれる子もいれば、私に叱られた子をかばうのか?おちゃらけて見せる子もいたり…
そして、私自身も初めて経験した巣引きで誕生した2羽の雛。
自分もまだ母鳥からご飯を貰っているのに、お腹が空いたと鳴く下の子に餌をあげていたお兄ちゃん。
小鳥が…
生まれて3~4週間の雛が、こんな行動をする事に驚きました。
一年半前は一羽と一人の暮らしだったのに、あっと言う間に4羽のセキセイ一家との暮らしf^_^;
仲の良い夫婦にまた子供を産ませてあげたいし、ここのタイトル「恋する小鳥」のように子供達に恋もさせてあげたい…
今の大きな悩みです(>_<)
外のセミの声と、セミの鳴きマネをする蒼太の声で
めちゃ暑苦しい朝を送っています(笑)
ここ数日、顔がツクっているので
親指と人差し指を駆使して、ほぐしています。
ずーっとご機嫌さんでいてくれても
一瞬にしてギャッ!と怒られて
何度も「ゴメン。ゴメン」と謝ることに。
それでも、お返ししてくれますもんね。
「指の皮はもうエエねんけど」と思いつつ「ありがとう」と。
蒼太も「ありがと!」と言います。
二人でお礼言い合いながらの羽繕い。
逃げられないようにガンバります(笑)