こんばんはー。
今日は嵐さんの「Monster」のフラゲの日で、
もちろん予約初日に初回版を予約していた私は、
本日PVとメイキングのDVD鑑賞にいそしんでしまいまして、
今頃豆アタックについて書こうかな と席についた次第です。
ほんと、ごめんなさ・・・。
もう、PVの感想はまた嵐カテゴで書きたいと思うんですが、
ただ言えることは、あのメイキング映像見て、
彼らを好きにならないひとがいるんだろうか・・・というほど、
自然発生的な優しさと思いやりにあふれてました。
なんて甘酸っぱいんだろう・・・。
そして大野さんがとにかく綺麗でした。
翔さんを後ろから微笑んでるとこは特にもう、
こっちが泣きたくなるような微笑みでした。
あ、まだネタバレはよくないでしょうからね。
それはまた今度にして。
豆アタックについて書きたかったことを書かせてくださいね。
その箇所のある部分の翻訳文を全部のせてもいいのですが、
説明が長すぎそうなので、自分の文章で書きたいと思います。
でもパクってるわけではないので、いつものハンドブックを訳してみて、
それを注釈にした私の記事 といった感じになると思います。
まず、私に時々寄せられる質問のなかに、
「どうしてマメルリハはそんなに高いのですか」
といったものが、たまにあります。
とはいえ、たとえば今マメルリハの価格は日本ではずっと下がっているし、
以前に比べるとずっと安いので、
このまま頑張れば日本の豆価格はもっと下がるんじゃないの 的な、
流れにはなってきていると思います。
でも、私は前から、もしかしたら、
これからマメルリハの価格は、またあがるんじゃないか・・・という気が、
たまにすることがあります。うーん、うまく言えないのですが、
私も昔は、マメルリハが市場に出回って、
オカメと同じくらいポピュラーな鳥になる、
そんな夢を見ていたこともあったんですけど、
ここに書いてきたこともあったんですけど、
最近はちょっと、やっぱりムリなのかなあ と思えたりするんです。
これは、特殊な鳥なんじゃないかなあって。
で、なにがそう思わせるかというと、
やはり一番の問題は、マメルリハが、自分の種族であろうとも、
攻撃するという性質を持っているということです。
これってやっぱり特殊・・・なんだろうと思います。
自分と同じ種、同じ群れでも、攻撃するという性質は、
繁殖して子孫繁栄するためだけに生きる動物のなかで、
矛盾してる部分になるのではないでしょうか。
もちろん広い大自然のなかで、互いに切磋琢磨しながら、
ちゃんと共存して群れで生活しているからこそ、
マメルリハは現在絶滅危惧種でもなんでもないのでしょう。
ですが、これがペットとなるとして、そこにはリスクがともないます。
まず、輸送。そして、飼育。
マメルリハは、団体にすることが好ましくないです。
輸送の場合、たくさん数をケージの中にいれて輸送すれば、
やはり傷つけあうことになります。
ショップでもマメルリハを同じ籠にいれておくことができないし、
1羽かつがいの2羽以上は同居できない鳥のために、
ショップに沢山の籠を置いておくことは、やはりなにかと不便でしょう。
そして、家庭において、
マメルリハを沢山飼おうとして、最初の問題は、
ひとつの籠で飼うことができないことではないでしょうか。
兄弟ならまだましですが、
マメルリハは籠のなかの一番見晴らしのいいところを、
奪い合うテリトリー意識をすぐに発生させますので、
同じ籠で集団で飼うことができません。
繁殖の面から言えば、当然オンシーズンはいいのですが、
オフシーズンの間、他のセキセイやフィンチたちは、大きなケージで、
まとめて、たとえば雌雄をわけることはあっても、
集団でひとつの大きな籠に放しておくことが可能です。
ですが、マメルリハは、一年中、1羽か2羽づつで籠にわけて、
それらのすべての世話をひとつひとつしなければいけないし、
それでも、仲が良かったはずの相手さえ、
喧嘩を起こして命の危険にさらすこともあるほど、
攻撃的な面を見せることがある鳥で、世話がたえません。
・・・こんなふうに書くと、
すごい嫌な鳥みたいに見えたりしたらどうしよう。
そうじゃなくて、マメルリハは、つまり、
それだけ1羽に対して、人の手や場所がかかっている鳥さんだと、
いうことになるんだと思います。
もちろん、ずうっと個室で、綺麗にキープした、キラキラ状態で、
大切に飼われているつがいのセキセイたちもいるでしょう。
でもやっぱりセキセイだから その子達の子供が、
そんなに高くなかったのに、豆はなんで といわれると、
うーん、それはあなたが大きさで比べてるからじゃない?
としか言えなくなってしまいます。
でも、マメルリハはオウムなんですね完璧に。鳥の種類としては。
世界最小クラスのオウムです。
だから、大きなオウムと同じようにインテリジェントで、
優しさがあって、愛情があって、
雛にいたっては、ひとめ見た相手に奇跡を起こすことがある。
その奇跡とは、それはハンドブックに書いてある例が主なので、
次の機会にでもご紹介したいと思いますが、
とにかく愛らしいし、ちゃんと飼えば丈夫で強い。
それから、手乗りや芸の練習などにも、
好奇心を持って、体得しようとするガッツにあふれた性格をしています。
そして、飼い鳥としていいところのひとつとして、
オンリーワン行動をしないところがあげられます。
よく、大型であればあるほど、オウムさんが、
家族のなかで、たった一人だけを愛して、
ほかの家族に見向きもしなくなる行動を
示したりするのはご存知だと思います。
それは、そのひとの姿が見えなくなったりすることで、
強いストレスを感じて毛引き症を発生したり、
絶叫したりする問題行動に結びつくことも。
この、行動が同じオウムなのに、マメルリハにはないといわれています。
だから、私たちはよく、自分が学校に行ったり、働きに行っている間、
鳥さんはおしゃべりが好きだから、ひとりで寂しいのではないか、
おしゃべりの相手がいたほうがいいのではないか なんて考えがちですが、
実はマメルリハにはこれは当てはまらず、ひとりで気ままにちゃんと
おもちゃさえ与えていれば、シングル生活を満喫できているそうなんです。
その上、飼い主が帰ってくれば、また違う相手がきても、
ちゃんと人間に慣れて育てられたマメルリハであれば、
ウエルカム、おかえり、と喜びをあらわし、
その再会の状況も楽しむことができる。
そういう、粘着質な愛情のかけ方をしない、
一羽しか飼えない状況でも飼うに好ましい、
いいところをいっぱい持った鳥さんです。
だから、本当はあの愛情あふれる大きなオウムさんを飼いたいんだけど、
大きさや騒音の問題で、手が出せないひとに、
「小型だけど、中身はちゃんとオウムで、その醍醐味が味わえます」
というようなキャッチフレーズを掲げて、
今世界で愛されているのがマメルリハなんですね。
そして、攻撃的な話に戻ると、その1羽でも充分留守番していられるのは、
テリトリー意識が相当高いことの表れで、
そこに他の動物がやってくれば、もちろんそれは彼にとって、
脅威であり、排除するべきものであり、スイッチがはいってしまうもの。
ですので、犬、それから猫でも、わが家のコニュアがそうだったように、
自分より大きなオウムであっても、
マメルリハは躊躇することなく攻撃します。
マメルリハは飼い鳥として歴史が深い鳥さんたちに比べて、
いわゆる病気に対しての免疫がない、または少ないと考えられていますし、
小さな体を常にフルパワーに保つため、活発な新陳代謝の機能を備えている分、
一度感染すると、あっという間に体中に広めてしまい、
他の鳥よりも手遅れになるスピードが早いと思われます。
そのこともあって、自分たち以外のものから、
未知のウイルスなどから感染することを防ぐ手立てとして、
攻撃的なのではないかと私は考えています。
特に猫に対しては、猫にはなんともないものであれ、
唾液と爪に小鳥を死に至らしめるだけの
バクテリアを持っていることがありますので、
マメルリハにとって、
よほど慣れて育った相手でないと遊び相手になれるとは思えず、
自然の補食者にしか認識できないものであると考えられます。
そして、同じマメルリハがある日家にもう1羽やってきた場合、
恋の季節であれば、すぐに愛がスタートすることもありますが、
大抵はやはり、自分のテリトリーを奪いに来た
侵略者として迎えることになります。
そのあと、和解することはもちろんありますし、
二羽三羽、複数でいくらでも飼う事は容易です。
ただし、籠はペアでない限りは必ずわける必要がありますから、
すべてに籠と場所とフレッシュな餌や水が必要になり、
そして籠が隣合うだけで大声で威嚇しあいますので、
騒音も発生します。放鳥するときは緊張を強いられます。
それらは飼い主さんにとって、
時に負担となることもあると思います。
これはハンドブックにもはっきり書かれているのですが、
「マメルリハの飼育に関して、シェアという言葉は成立しない」
のです。
そういったことから、マメルリハは、やはり誰にでもフレンドリーで、
みんなで並んで仲良く暮らしてくれる鳥さんではないので、
そのあたりを期待して飼い始めたひともいらっしゃるとしたら、
そうじゃないことが広まっていけば、日本はせまいので、
そうそう、これ以上数を飼うに困らないような、
そんな「お求め安いお値段」になっていくというのは、
あまりないのではないだろうか と思えるのです。
・・・わかります?ごめんなさい、
こういう文章力は私には皆無で伝わりにくかったらごめんなさい。
さて、ちなみにちょっと最近翻訳していくうえで、
やはりアメリカのアニマルロー関係は非常におもしろく、
環境保護法の基礎理念などは、非常に勉強になるので、
一度そのあたりをちゃんと勉強しておかなければと思っています。
ですので、そのへんを理解できてないまま書くのもなんなのですが、
アメリカには1992年に野鳥保護法というのが制定されまして、
基本的には一切の野鳥の取引が現在禁止されています。
野鳥というと、つい鶯とかが浮かんでくるバカな私ですが、
ここで野鳥というのは、野生の鳥を捕まえたもの ということになり、
それはオウムだろうが、マメルリハだろうが、
野生で捕まえられた鳥の輸入は、許されなくなりました。
つまりそれまでまだマメルリハの繁殖自体が
進んでいなかったアメリカに
さらに92年以降、輸入がストップし、
アメリカでのマメルリハの色変わり繁殖などは進まず、
流通するマメルリハは、国内のブリーダーによって
繁殖された固体となっていくことになります。
アメリカでは、1800年代にマメルリハが輸入されはじめたとき、
野生で捕まえたマメルリハを大量に輸送してくる途中で、
互いに殺しあったり、怪我をさせたりすることがわかり、そのため、
大量に隔離したり、長く保持していることが
商業的に困難な種類だということが判明すると、
輸入業者も、ブリーダーも、手を出さなくなっていきました。
そして92年の法制定で、
輸入自体がストップしてしまったアメリカとは対照的に、
ヨーロッパでは飼鳥文化がさかんに発展し、
マメルリハの色変わりも次々生み出されていきました。
その成功の秘訣は、ヨーロッパのブリーダーさんは、
マメルリハをカナリアやフィンチのように、
非常に大きな禽舎で大量に放し飼いにして飼っていたそうです。
ちゃんとそうすることで、自発的な群れ社会を
その禽舎内で作れたんでしょうか。
もちろん、喧嘩もあったでしょうが、狭いケージに何羽も押し込めるより、
きっと自由が大きかったのでしょう。
ヨーロッパは絶滅危惧種等に指定されている鳥以外は、
比較的野生のものも輸入できる法律でしたから、
導入もたやすいわけで、そうやって、
マメルリハの色変わりもさかんに生み出され、流通していきます。
逆に、国内のみで繁殖しなければいけなくなったアメリカは、
その代わり、ブリーダーや飼い主同士が団結し、
国際マメルリハ協会を発足させ、手乗り愛玩動物としての
マメルリハについての印刷物の出版や、
連邦議会にかけあって、純粋にペットとして、色変わりを目的としての、
マメ輸入を一部認めさせるなどの活動を展開していきます。
いわば、ヨーロッパはマメルリハを芸術のように愛でる対象として、
アメリカはコミュニケーションを楽しむコンパニオンバードとして、
マメルリハの捉え方が最初に違ったのではないかと思います。
そして今、そのどちらもを愛するように暮らしたいとするのが、
私たち日本の愛好家ではないのかなあと思ったりすることがあります。
とにかくそうやって、マメルリハは、長く細く繁殖されて、
時にはケージにもまれて、喧嘩しあって、
そうやって、はるばる日本へ種鳥さんがやってきて、
それがご先祖さまになって、
ほんでもって、毎日いっこづつケージを見て回る手間を
喜んでするような私のようなマメにメロメロなひとのもとに
やってきてくれているんですねえ。
ありがたいですねえ。
だから、こうやって、時には蓋をしておきたいような、
あの愛くるしい顔から理解できないほどの凶暴さを見せることも、
私はちゃんと伝えていかないといけないと思うんですね。
他の鳥と相容れることは、かなり難しいし、
籠は独占させてあげたほうがいいし、
お見合いだって相手を選びすぎるので難しい。
集団で一緒に飼うのは絶対ムリな小鳥です。
でも、その代わり1VS1で充分飽きずに人間のパートナーでいてくれる、
それを補ってあまりある、いいとこ持ってるマメルリハ。
こっちが注意さえしていれば、
私が次元を怪我させた様なうっかりをしないように気をつけてさえいれば、
絶対に幸せをくれる小鳥さんだと思うので、
ぜひ、広まって欲しい、もっとマメルリハと暮らすひとが増えてほしい。
そう、願いはしているのですが。
うまく、伝わっていますでしょうか。ほんと文字ばっかりでごめんなさい。
え、どこで締めたらいいんだろう・・最近これがわかんないのよね。
ま、とにかくマメアタックには要注意 でも、
わけがあるのよ、彼らにはいっぱい・・・ということが、
書きたかっただけなんです、長くなってごめんなさい。
一参考になればいいのですけど、
どうでもいいなって感じだったら、ほんとスルーしてください、
お目汚しであいすいません・・。
また詳しくは、ハンドブックをお読みくださいませー。
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※この記事は上記の本を個人で翻訳したものを参考にしています。
追記:全然関係ないけど、さえちゃんが抱卵はじめたので、
以前書いた 「怪獣姫の傷ついた心」 という記事を、
ひとり読み返して泣いてしまった。
さえちゃん・・・大好きだからね・・・。
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こっそりなんですね、いいんです、こっそりのぞいてくださいな!
私の文章は長くなっちゃうのですが、
ちょっとでも参考になった点があれば幸いですー。
ペアだとものすごい愛らしく寄り添うんですけどねー。
これみんなでもこもこ寄り添ってたら、
さぞ可愛いだろうなーって思うんですけどねー。
でも、この気の強さもマメの良さだと思って、
これからも愛でてたいと思います。
コメントありがとうございました。
結構、「渾身」の記事だったので、感想いただけてうれしかったです!
たくさんの鳥さんやお花が見られて大好きです。
マメルリハのテリトリー意識についてとても参考になりました。
ありがとうございます。
他の子が籠の天井を歩くだけで、ものすごい勢いで足に食らいつきに来るため放鳥は目が離せません。
ペアなのに仲良しなのに一つの餌入れを共有できずに喧嘩になる子達がいます(同じ餌入れを2つ入れていればOK)。
ものすごいべた慣れさんのに、籠に手を入れてしまうと手は攻撃対象になる(自分で出てくれば手に攻撃なんてしない)。
漠然とテリトリー意識が強いのね・・・と思っていたのですが、全般的にテリトリー意識が本当に強いんですね。よく分かりました。
マメちゃんたちとのお付き合いに生かしますね。
手は焼くけど、本当に愛くるしくてたまらないマメルリハ。日本でも専門書が出て欲しい。