おはようございます。今日は雨です。
庭に水を撒かなくてもいいので、朝、支度時間に余裕がありました。
昨日はコールドケースを録画して、早々に寝たのですが、
寝る前にこそこそとまた翻訳のつづきをしていまして、
それだったらコールドケース観れたんじゃないの?ってくらい、
起きていてしまいました。
「BIRD TALK」というアメリカのコンパニオンバード雑誌も、
読みたいなと思う記事はどんどんスキャンして貯めておくのですが、
それをプリントアウトしたものがただいまベッドに散乱しています。
向こうの雑誌に出てくるのは、やはり大型オウムなどが多くて、
コンゴウインコの栄養について とか、そういったことが一体、
「今のマメルリハたちのために役に立つわけ?」
と自問自答しつつ、
小さいオウムと呼ばれるマメルリハにはきっと、
「大型オウムの栄養の中に、マメルリハのヒントがあるかもしれない」
とか、
「parrotletに関する記述がどこかに眠っているかも知れない」
なんて希望を持って、あれもこれもと記事を読み耽る毎日です。
そして、マメルリハ ハンドブック
の新しい版をずっと翻訳してきていることは、
ここでも時々のせて書いていますが、
私は実は古い版の翻訳を途中で放り出したままだったりします|||(-_-;)||||||。
こちらは10年前 1999年に出版されたものですので、
ネタが古いのは当然ですし、表紙の写真を
The Parrotlet Handbook (Barron\'s Pet Handbooks) (1999/10) Matthew M. Vriends 商品詳細を見る |
観ていただいたらわかるように、
思いっきりマメルリハ本じゃなくて、ミドリインコさん?とか、
サザナミインコさんとか、サトウチョウさんとかがいて、
マメルリハ というよりも、南米のそのあたりの小型インコ全般 みたいな
専門っぽいものでした。
今のようにアルビノなどはいず、
もっぱらブルーとノーマルばかりの写真があり、
色種についてはかなり少ないものですが、
グリーンの女子マメは頭が何色で背中が何色で・・・などという、
体の色について詳しく書かれています。
それが新装版では、主にマメルリハと、アオメルリハさんのみに
登場人物が減っていて、
その分 的を絞ってあるのと、飼育に関する記述が多くて、
内容がかなり柔らかく、
色など種類のことよりも、家で飼うことに対する
初歩的なハンドブックになっている と感じます。
ですが、新装版を読み進めているうちに、
旧本に説いてあったことと比べて読んだりしたほうが、
旧本にあって、新装版になるにつれて排除された箇所がどこなのか、
なんの情報が追加されたのか などがわかりたいと思ったため、
旧本を掘り返してまた読み始めることに・・・。
しかし、マイこころざしは山のように高いのですが、
マイ脳みそはヘチマのようにスカスカなので、
当然なにがなんだかわかんなくなってきて、コンヒュージング。
ですが、なんとか二冊とも訳してしまいたいと、
粘っております。
正直「マメルリハを買うには」とか「旅行の際には」なんて章は
特にいらんわー と思うこともあるのですが、
一冊まるまるきちんと完成したいので、
どうでもいいところも読むしかないですよね。
ただし、旧本のほうが情報も写真も多くて私は好きです。
新装版では「ごはん」の章も、何をあげたらいいか といった
基本的なことばかり書いてあるのですが、
旧本ではもうちょっと書き手の思いが反映されていると思います。
たとえば・・・
旧ハンドブック P44
[Factors That Influence Birds' Choices of Food ]
鳥の食物を選ぶそのわけは
にわとり、ウズラ、ダチョウなどの陸に住む鳥は、
飛行する鳥よりも多く筋肉を持っています。
増大した筋肉は、それを支えるための強い骨格を必要とします。
そのため、その体を支えるために、
1対の足と足は、より進化してきました。
しかし、それらを持つことがない飛行する鳥は
毎日より多くのエネルギーを生み出すための食物を必要とします。
また陸鳥と比較すると、より蛋白質に富んだ食物を必要とします。
そして、鳥は、そんな食物を好んで食べる傾向にあります。
私達は鳥の食物の好みのタイプを
正確に与えることができるわけではないので、
野生で食べていたものと申し分ない代用品を、
使わなければなりません。
特に鳥は種子を好むかもしれません。
これは、種の殻の硬さ、柔らかさ、
または味を気に入っているからかもしれません。
例えば、オウムとインコは、味覚に関心を持ち、
種子、とりわけ甘いヒマワリ種を好みます。
従って、種の糖分の量は、
鳥が好んで受け入れるかどうかに、関係があるのかもしれません。
またクチバシの形状や消化器系統の器官の求める消化パターンも、
食物の選択に影響してくるのです。
Natthew M.Vriends.Ph.D, The Parrotlet Handbook, (1999), p.44
う・・・意訳が下手でごめんなさい・・。
つまり、鳥は自分の体にとって必要だと思う栄養分のためだけに
食物を選ぶのではなくて、
そこには美味しいかどうか、触感が気に入るかどうかなど、
人間と変わらないグルメな観点で、選択をして食べているわけで、
それを飼い鳥にしたからといって
「なるべく長生きさせたいから、これを食べるべきだ」
「これは美味しいから、これを食べさせるべきだ」
ではなくて、
その鳥が選択基準にいれている必要な栄養・味・触感・形などをふまえて、
その総合点の高さに近い代用品をあげられるようにしてあげるべき
ということでしょう。
こういう記述は書き手の愛情があふれていて、
新装版には足らない要素のように思えます。
ぜひ、一度機会があったら読み比べてみてください。
私達は時に野生動物というのは、シンプルに、
厳しい生存競争のなかで、必要な栄養成分を摂取するために
食事をしていると考えがちではないでしょうか。
しかし、そんなふうに質素で目的が単的であったなら、
これほど多様な生命に溢れる地球そのものが消滅してしまう。
ただ本能だけの生殖作用なら、
あれほどダンスをしたり、劇場をつくったり、モノマネをしたりする、
鳥の求愛行動さえ、必要でなくなってしまう。
鳥にだって文化があるのですね。
私達人間という動物は、
声の美しさも、歌のうまさも、姿かたちの愛らしさも、気品も、
なかなか鳥たちに勝つのは難しい。
もちろんトップモデルさんや、オペラ歌手なら別でしょうけど。
恋はするわ、食事にはこるわ、なかなか達者な小鳥さん。
生きる事を楽しもうとしているところに、いつも教えられます。
はあ、今日は終盤途中で一回文が消えてしまい、
また半分以上思いだして書きました。最近多いわ、このブログ・・。
ブログは書きながら何度も下書き保存したほうがいいです、
おすすめです・・・。
しかし新装版の表紙はなぜマメ女子がメインなんだろう・・・。
The Parrotlet Handbook (Barron\'s Pet Handbooks) (2009/03) Sandee L. Molenda 商品詳細を見る |
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翻訳お疲れ様です。
S子さんのブログでこの本を知り、読んでみたいなと思いつつも自分の英語力に自信が無く…S子さんに頼りっぱなしな状態です。
今回の記事もとても参考になりました。
鳥さん達は本当にグルメですよね。
ただ生きる為に食べるのではなく、好き嫌いもあると知った時はビックリしました。
何をあげたらいいんだろう? と、難しく考えがちですが、鳥さん自身に任せるというのも大事なのかなと思いました。
じゃんぷしてきました。
はじめまして。
あなた様のブログの文字からは
たまに切なくなるほどの空気感をみつけて
しまった
感覚になりました。
ものすごく鳥さんたちを思う、そして一緒に過ごしてる生活に圧倒されます。
私はマメルリハかセキセイを飼いたいという衝動にかられてしまい、しかもまだそのいのちを手にしてもいなく、迷っているというか熱病におかされてる状態。
その気持ちを自分の周囲の先輩がたに吐露したら、
「生き物は大変だ」「どこにも出かけられなくなるよ」「よく考えなさい」
「犬とか猫でなくて、なんで鳥なの?」
と、正直、なみだが出そうな言葉にもみくちゃにされてきました。
そういう言葉にゆれてるというよりも、
自分にいのちが扱えるの?みたいな
みすかされたような
周りの反応にショックだったのかな。
ごめんなさい。とりとめないこと初回から
大変失礼しました。これからも、読みにきます。
我が家のセキセイくんは、ズップリームフルーツブレンドが大好物です。
オマケに入れてあげると、30分もしないうちに空っぽ。
当然、黄土色や赤っぽいうん○を…f^_^;
いつかマメルリハさんとも、暮らしてみたいと思っています。
飼育本の翻訳、頑張って下さいね~
売らなくなるのかと私も思ってたんですけど、
あんだけ中身が違うからかなー。
翻訳しても 本にするのは米著作権があるので、
総合でまとめて別モンを書きたいなと思ったりして、
うーん、どうだろう。
そのへんあんまり考えてなかった・・・。
翻訳した文、世に出す予定があるのかな。いっそ、どっかのメジャー出版社が引き受けてくれないかな…。もし日本語版が出るのなら、もっとわかりやすいようにS家マメの図版も是非♪