一番格好いいヘッドラインフォトのマイケルジャクソンの特集ページがある。
もうすぐ行われるだろうマイケルの葬儀の話題で
アメリカは持ちきりのよう。
でもそのnewsを目にするたび、目頭が熱くなるのを押さえられない。
ああもう葬儀なんだ、埋葬されるんだ、
やっぱり本当なんだ、
あのひとはもう、眠ってしまったんだ、
もう歌うことも踊ることもなんだ、
あの高い声で「Thank You」と繰り返すことも、もう。
追悼式はきっと、素晴らしいものになるだろう、
ダイアナ妃の国民葬と並ぶ世紀のスターの葬儀として、
きっとレジェンドになるだろう。
だけど、マイケルはもういない。
その現実をこれで認めなければいけない。
みんなでお別れしなければいけない。
「グッバイ」と言わなければいけない。
それとも「See you」でいいんだろうか。
天国であのリハの続きを見せてくれるんだろうか。
アメリカは薬物でどれだけの尊い人材を失うんだろう。
良くも悪くも自由奔放、武器も麻薬も自由市場で
限りなく大国アメリカを支えながら、
どれだけのスターを死にいたらしめたことか。
医療のため の境界線がとうに消えてしまった。
アメリカを追従する日本でも今は学生を中心に麻薬が流行してる。
薬物をドラッグ、大麻をグラス、
それっぽく言い方を変えるだけで、なんだかとてもクールに聞こえる。
でもアメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)が警告を鳴らしているように、
70年代の大麻と、現在の大麻では、20倍ほど威力が違う。
ましてやネットで流れる安値の薬物に、品質の良いものなどないだろう。
何が混じっているかわからないものを、
摂取する若者の勇気はどこからくるのか。
好奇、無知、無謀、絶望。
もう少し、未知なる恐怖を知らされないといけない、そのためにも、
薬物の大量摂取で死んでしまったスターは、
どこかで解剖され、罵倒されなければいけないだろう。
医師は起訴され、裁判と報道の波で洗われないといけないだろう。
彼らのようになりたいと憧れ、
彼らのようになってはいけないと教わる。
マイケルジャクソンは、けして廃人でもないし、
薬物に負けたわけでもないだろう。
それは、あのリハの踊りと情熱を見ていれば、わかる。
だけど、事実彼はもうこの世にいなくて、
すべてを奪いさった鎮静剤とそれを処方した医師たちはこの世にある。
事実は、ちゃんとある。
いつか、それがなにかの役にたつように、
ジョン・レノンの死が、彼のラブ&ピースを永遠にしたように、
マイケルの死が、アメリカの薬物汚染を払拭する一手となるような、
そんな産物がなにか生まれて、それが今後私の残り数十年の人生のうちに、
きっと、この目にできますように。
「ああ、マイケル、マイケルのおかげで世界がこんなふうに」
そう、微笑む日がきますように。
今日は、映画「ベン」から「ベンのテーマ」を。
ジャクソン5のあとの、ソロ曲で、まだ初々しい少年のマイケルが、
それはそれは丁寧に、音譜のすみまでのびやかに拾い上げて歌う、
叙情的なバラード。
くせもなく、のびやかな歌声は、
子供でも、大人でもない14歳のマイケル・ジャクソンの、
完成された天才だけのもの。
映画は、ちょっとつらい。ネズミのパニック映画の続編で、
心臓が悪くて友達もいない、家族も腫れ物に触るような扱いをする、
そんなダニーが一匹のネズミと出会う。それが、ベン。
ベンは、一作目で出会った人間ウィラードのせいで、
なんというか人間を信用していない。
残虐に人間を惨殺しちゃうネズミ集団のボスである。
でも孤独なダニーは、
ベンが悪名高い世間を騒がせているネズミだと知っても、
「ベンのテーマ」
を捧げて友情を誓う。
だけど、ベン達ネズミ集団は人間の巧妙な罠にはまって、
助けに行ったダニーは間に合わず、火炎放射で焼かれてしまう。
たったひとりの友達を失くしたと知って、帰ってきた悲しみのダニーの前に、
ベンがいた。最後にひとめ逢いに来てくれたのだ。
そして、ネズミのベンの瞳に涙がにじんで。
もう助からないだろうとどこかでわかっているのに、
なんとか助けようとするダニーの姿は、見覚えが。
私のあがく、小鳥たちとの最後の別れによく似ている。
なんとかしたくて、泣きながら、そう、
だって、友達なんだもの。
「BEN」
Ben, the two of us need look no more
We both found what we were looking for
With a friend to call my own
I'll never be alone
And you my friend will see
You've got a friend in me
(You've got a friend in me)
ねえ ベン 僕たち二人とももう誰かを探す必要はないね
お互いに探していたひとを見つけたんだから
友達と呼べるひとがいるから
僕はもう決してひとりなんかじゃないよ
そして君は僕の友達、ねえそうでしょ
君の心からの友は僕のなかにいるんだよ
Ben, you're always running here and there(Here and there)
You feel you're not wanted anywhere(Anywhere)
If you ever look behind
And don't like what you find
There's something you should know
You've got a place to go
(You've got a place to go)
ベン きみはいつもあちこち走り回ってるよね(あっちこっち)
君は感じているんだね 自分が望まれていないって(どこにも)
もし 君がいつか振りかえってみて
自分の見つけたものが気にいらなかったら
知っていてほしいことがあるよ
君には 居場所があるんだ
(きみは行くところができたんだよ)
I used to say, "I" and "me"
Now it's "us", now it's "we"
(I used to say, "I" and "me")
(Now it's "us", now it's "we")
僕はいつも「僕」という言葉を使っていたけど
これからは「僕たち」って言えるんだね
(ずっと一人ぼっちだった)
(でも今は僕には友達がいる)
Ben, most people would turn you away(turn you away)
I don't listen to a word they say(word they say)
They don't see you as I do
I wish they would try to
I'm sure they'd think again
If they had a friend like Ben
(A friend)
Like Ben
(Like Ben)
Like Ben
ベン たいていの人は君を邪険に追いはらうけれど
僕はそいつらの言葉なんて聞いたりしないよ
みんなには君の良さが見えないんだ
理解しようとしてくれればいいのにな
そしたらきっと考えは変わるのに
彼らにも君みたいな友達がいたらきっとわかる
ベンのような友達がいたら
ベンのような友達がいたら
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こっち側とそっち側、渡ることができて私は良かった
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どうしてあそこまで下がってしまったのか、
リアルタイムで米国で暮らしたわけでもない私には
ずっとわからないでいたのですが、
悲劇の故人を愛する傾向にあるアメリカとはいえ、
ようやく今彼のことが見直されてきたということは、
とても泣けてくるような嬉しいことだと思っています。
世界中がマイケルの死を悼み、
We are the world を口ずさんだ瞬間かと思ったときに、
一瞬鳥肌がたちました。
きっと、彼のおかげで、今よりもっと愛される、
抱きしめられる子供たちが増えたと信じたいです。
私は逆にこのショックな死があってからの反響で、
マイケルをストレンジなひととしか、知らない世代があることに、
驚いておりました。私こそそれを知らなかったんです。
だから、みんなのマイケルは あの
歌って踊るスーパースターだと思い込んでいて、
masa様のような方がこの機会に
マイケルに興味を持ってくださることが、
悲しみばかりではない感動となりました。
またご紹介できるものがあればのせていきますので、
これからもそのアンテナが張り続けられることを
心から祈っています。
いろんなものがつまった曲だったのですね。
ABBAで踊るお母様、素敵ですね。あこがれます。
うちは保育士なので、お遊戯の披露しかなかったなあ。
その大切な思い出とともに、マイケルの曲も
スターライトさまにとっては、とても大切なものなのですね。
本当にマイケルと悼む気持ちがあるのなら、どうか彼のメッセージを受け取り、差別や貧困や戦争がなくなるように努めて欲しい。
追悼セレモニーのチケットを200万円で売買するような、ゆがんだ資本主義の国では理解できないかもしれないけれど。
もうひとつのゆがんだ資本主義の象徴である、金持ち専門の金持ち医師にも、自分の責務を見つめなおして欲しい。
S子さん、不適切な書き込みでしたら、削除してください。
すでにパトカーを先頭に何台もの高級車が連なって式場へ向かっています。
さきほどから胸の高まりが収まりません。
いきなりすみません。
実はマイケルジャクソンが亡くなってから彼の楽曲の素晴らしさに気づいた一人です。
こんなにやさしい声だったの!?こんなに踊れる人なの!?…
近年のイメージしか知らなかった私には驚く事ばかり。
必死でマイケルの情報を探していたらこちらのブログにたどり着きました。
下でアップしてくださった歌、ダンス全部が私のお気に入りとなっています。
今まで知らなかったのを取り戻すかのように毎日彼の歌を聞いています。
でも、出来る事なら生で見たかった!!!
素晴らしいライブ版の情報をありがとうございます。
今までの偏見が…悔やまれて仕方ありません。
18の時、母が病気で自宅療養していた時期でした。そのころ私は毎日のバイトに夕飯作り
をしていたことを思い出します。
バイト先ではお客が引いた時間帯に必ず有線のチャンネルをクラシックからJ・POPに変え聞いていました。
12月になると【ベンのテーマ】が流れてきます。唯一私の心が癒されるひと時でした。
その母は私が20の時、天へ登りました。
母は私の幼い頃から洋楽をよく聞き、子供のお誕生日会にはABAを流し(笑
お酒が入ると目の前で踊ってみせる陽気な女性でした。
洋楽が好きになりマイケル・ジャクソンと
出会えたのは、そんな母のおかげです。
今日の夜中、リンク先でも紹介されている
サイトでマイケルの追悼式を見ようと思います。繋がるか心配ですが・・
2009-07-07(Tue) 15:55:19 | 自分なりの判断のご紹介